先日サービス料金値下げですが、かなり色々と考えるところがありました。
契機は「日常」というキーワードでした。
WARM & LEGACY というカーケア用品のオンラインキュレーションショップの準備中に、品揃えと価格のあり方を考え辿り着いた考え方です。
クルマの美観維持に一番大切なことは、汚れが固着する間に洗車すること。
どんなカーケア用品を使おうが、どんなに高価なコーティング剤を使おうが、何を塗るかは二の次なのです。
洗車至上主義とも言えるものですね。
そうなうと、日常の中に洗車という活動を入れ込み、日常的な習慣になるようにすることが望ましく、日常的な生活の一部なればいいはずです。
できるできないは抜きにして、生活の一部とするには身構えたり奮起したりするイベント的な要素は取り除くべきと思いました。
つまり、日常的に誰もが手を出しやすい価格で、誰もが簡単に扱えて、効果と高揚感がわかるものです。
コストパフォーマンスとタイムパフォーマンスに秀でたもの。
そう考えたのです。
その時に、自身の出張洗車サービスはどうなんだろう?、との疑問が湧いてきたのです。
誰もが手を出しやすい価格ではないとは感じていました。
安くもなく、無闇に高くもないような感じでした。
全く根拠がない話なのですが、出張洗車サービスを始める時に漠然と L サイズは ¥10,000 を切るべきだと思っていたのです。
しかし、実態の価格設定は ¥10,000 をオーバーする価格で設定していました。
同業他社さんと比べると、利便性を特徴としている洗車屋さんよりは明らかに高かったです。
職人品質やラグジュアリーブランドを掲げる洗車屋さんよりは安かったです。
要は、どっちつかずの価格でした。
職人品質やラグジュアリーブランドを掲げる洗車屋さんの価格の根拠は不明です。
しかし、利便性を特徴としている洗車屋さんの根拠は何となく理解ができたのです。
その違いは何かと言えば、手数(工程)の差でした。
「水なし(無水)洗車」
安価で短時間で施工する利便性を追求している洗車屋さんは「水なし(無水)洗車」です。
水なし(無水)洗車剤をスプレーして、拭きあげれば洗車終了なのです。

私自身「水なし(無水)洗車」を行うことはあります。
洗車をしたいのだけど時間がなく、洗車と洗車の間でタッチアップ的に綺麗にする場合です。
ですが、それはあくまでも繋ぎとしてのタッチアップです。
また、タイヤとホイールの洗浄をオプション化しているケースが多々あります。
これはものすごく理解できます。
洗車で一番大変なのは、タイヤとホイールです。
時間が一番かかる部分であり、オプション化するメリットは十分にあると認識しています。
しかしながら、「オシャレは足元から。」と言われる通り、車もボディが少し汚れていてもタイヤとホイールが綺麗だとそれなりに見えるのが事実です。
その事実があるので、当店ではオプション化はせず標準作業としています。
「リンスレス洗車」
そして、当店の洗車「リンスレス洗車」です。

まずは、リンスレス洗車剤溶液をスプレーして、少し放置します。
汚れをふやかして浮かすプレソークと呼ばれるものです。
放置後、リンスレス洗車剤溶液に浸したメディア(媒体:スポンジやタオルなど)で拭い、拭き上げます。
これで、洗車工程が完了です。
正直、状態が良い場合には「リンスレス洗車」だけで終わりにしても良いと思います。
私自身もよく「リンスレス洗車」だけでフィニッシュアップしてしまうことがあります。
リンスレス洗車剤も、水なし(無水)洗車剤と同様に艶出し機能を保持している製品が殆どなのです。
また、「リンスレス洗車」だけで終わりにするのが、当店の「素洗車」です。
マット塗装( PPF )車両用の新しい形で設定しましたが、マット塗装( PPF )でない車両もご利用可能です。
この「素洗車」が、安価で短時間で施工する利便性を追求している洗車屋さんの洗車と同じレベルのものになります。
今回の価格改訂で、遜色ない価格にできたとと思っています。
「汚れ除去&艶出し保護」
そして、次が「汚れ除去&艶出し保護」です。
洗車だけでは落ちない汚れもあるだろうとの思いで施工している工程です。
また、温かみのある艶を出したいし、ちゃんと保護膜も施工したいのです。
ただし、当店ではクリーナーワックスを使います。
クリーナーワックスは、汚れ除去と艶出し保護を行う All In One ケミカルです。
別名で AIO と称されることもあります。
生産性の向上と時短も目的ですが、屋外で水道設備ないという出張洗車環境で一番安全で確実な方法を選択した結果です。
同時に初期の洗車サービスに戻った形です。
最後に
今回の料金値下げについては、2 つの「生産性の向上と時短」によるものです。
ひとつは、タイヤとホイールの洗浄を専用の洗剤を使用して洗い流す方式に変更しました。

これにより、従来はドレッシング剤やクリーナーワックスを使用して時間がかかっていた作業を大きく改善することができました。
しかし、トレードオフとなったことは、以前よりも洗車場所が水に濡れてしまうことです。
あとは、前述のクリーナーワックスの使用です。
以前は、天然カルナバワックスの施工をも範疇としていたので、少々無理があったと反省しています。
結果として、出張洗車サービスを始める時に漠然と L サイズは ¥10,000 を切るべきという考えを実現しました。
当店の洗車は、
「リンスレス洗車」+「汚れ除去&艶出し保護」
2 つの工程で構成されている洗車です。
受け入れられるか否かはわかりません。
しかし、利便性を追求したものではなく、私自身が納得できる最小限のカーケア手法(ソフトコーティング)です。
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