洗車の世界、ディテイリングの世界では、色々な情報、手法、メーカー、製品で溢れ返ってます。
これは、選択肢が沢山あることは嬉しいのですが、反面選択や目指す方向性に悩んでしまうことにもなります。
自分自身に当てはめてもそう思います。

販売する側においては、今の時代はソーシャルメディアの活用が主流だと感じています。
自分も気になる商品があれば、まずは YouTube で検索して閲覧しています。
また、メディアの中では、色んな宣伝の方法あるなとも感じています。

では、実際に購入に至る背景は何なんでしょうか?

まず、第一はその効果(結果)だと思っています。
自分自身が望む効果を発揮してくれるかです。
そして、価格。
あとは、雰囲気。
ブランディングとも言えるかと思いますが、販売するスタイルやセールス内容などの雰囲気が好みに合うメーカーや製品ということも自分は気にしています。
つまり、心地良さだと思っています。

あとは、同一メーカーで揃えるという考え方。
以前も書きましたが、

同じメーカーで統一するメリットは相互が同調して高め合うこと。
そして、そのように作られていること。
相性が悪い訳はなく、シナジー効果が発揮されることに大きく期待しているのです。

です。

ただし、これはケースバイケースです。
他メーカーの製品同士であっても、親和性やシナジー効果が発揮される場合もあります。
先日のポリマーシーラントとカルナバワックスのコンビネーションなどが良い事例だと思います。
そんなコンビネーションを探ることも楽しいものです。

ただ、同一メーカーで揃えることを、「信者」と揶揄されることも目にします。
これは盲目的なものでなければ、構わないと思っています。
言い換えれば、そのメーカーを信頼しているだけですから。

結局は、求めているものが何か?だと思うんです。

今現在、洗車の世界、ディテイリングの世界では、革新的な技術、独創性を持った新たな手法や製品などは少ないだろうと感じています。
つまり、既に誰かしら先駆者が居て、そのやり方を模倣して求めている結果と照合し、納得できた場合に採用する。
そして、疑問を持つ部分や改善しようと思う部分があれば、修正をしていく。

誰かが本当に気に入っているものを見つけて、自分に効果があるかどうかを確認するのはいつも楽しいことです。
自分が拒否することのひとつは、盲目的に誰かに従うことです。
物事を検証しましょう。
製品を検証しましょう。
システム(ロジック)を検証しましょう。

そうすれば盲目的に受け入れるのではなく、知識に基づいた決定を下すことができます。
そして、結果を見るのが楽しみなのです。

では、自分が求めるものは何か?

それは、温かみがある素敵な輝きです。
バチバチに弾く排水性、長期間も待つような耐久性を自分は必要だと思ってはいないのです。

このような話をすると、では輝きの違いが分かるのですね?と指摘されることもあるかと思います。
これは、「現状維持の論拠」(Burden of Proof)と呼ばれる論法だと感じています。

通常、現状を変更しようとする側(肯定側)に「立証責任」があります。
そのため、否定側は「現状と、肯定側が提案する変更案との間に、大きな違い(メリット)が認識できない、あるいはメリットが証明されていない」と主張することで、肯定側の立証責任が果たされていないと指摘をして優位性を得るのです。

立証することなんて必要ではなく、自分自身の感性を大切にするべきだと思っています。
自分が素直に一番綺麗だと感じたことを。
また、多種多様な手法や製品、考え方があるので、ひとつの正解がないと認識しています。
だからこそ、自分と異なる感性や考え方に対しても、当然否定するのではなく尊重するのが大人の品格だと思います。

この写真は、インスタグラムにもポストしたものです。
仕事途中、配達先のマンションから階段を降りてクルマに戻る時に切り撮りました。
素直にとても綺麗だと感じました。
先日のポリマーシーラントとカルナバワックスのコンビネーション施工から 10 日が経過し、1,065km 走りました。
この季節、毎日朝露に覆われ、雨にも打たれ、木枯らしの砂塵にも見舞われましたが、こんな表情をしてくれていました。
施工後、洗車も何もメンテナンスはしていません。
仕事柄、毎日ガラスだけはクリーニングしています。

この時、ひょっとしたら自分が求めるものの、ひとつの答えではないかと感じました。
ただ、未だ期間は必要ですし、汚れが付着した場合に洗車で落ちてくれるかなども未確認なのです。

ですが、大きな可能性を感じています。。。

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