自分が洗車の世界にハマった理由。
それは、
「水道設備がない住宅環境下で、どのようにして洗車を行えば良いのだろうか?」
「ガソリンスタンドやコイン洗車場で行うしかないのか?」
「環境や時間に制約されない自由な洗車方法はないのだろうか?」
そのような疑問とジレンマを抱いたことが始まりでした。

きっかけは、BMW 530i(E39) というクルマを所有したことでした。

自分は元 SE (システムエンジニア)です。
1987 年から 33 年間 SE を仕事にしていました。
若い頃はそれはもう肉体労働的な時代でした。
ワークライフバランス、36 協定、メンタルヘルケアなどどいったものはなく、徹夜や休日出勤は日常茶飯事な状態です。
クライアントがシステムをいつカットオーバーさせるかが決まれば、それに向かって突き進むのです。
今振り返れば、肉体的にも精神的にもよく持ったもんだと思っています。

入社してから十数年、サラリーマンとしても脂が乗った時期に E39 を購入しました。
それまで、国産のハイソカー(今では死語?)の類に乗ったこともなく、まして外車などはほど遠い存在でした。
多分中間的な息継ぎ、あるいは魔が差したとも言えるかと思っています。
同時期に、猟銃の所持許可を得て、狩猟の世界にも足を踏み入れました。

未未知の領域のクルマに乗り始めて、やはり無理をして購入したこともあり、過剰な大切にしたい気持ちに駆られました。
例えば、駐車場に駐車する際、どんなに出入り口から離れていようと周りに他の駐車車両がない場所を選ぶような始末です。
逆に、出入り口から離れたい欲求がものすごく高いのです、、、
そして、洗車メンテナンスのサイクルも過剰になり始めました。
ただ、自分はずーっとマンション住まいなので、洗車設備や水道設備がない環境下でした。
だから、コイン洗車場かガソリンスタンドの二択となり、コイン洗車場で順番待ちをするロスタイムよりは、ガソリンスタンドでの手洗い洗車を選ぶようになりました。
しかしながら、手洗い洗車と言っても、若いスタンドマンが元気よくゴシゴシと洗ってくれるので気が気じゃない状態でした。
だんだんと、やっぱり自分自身で納得する洗車をしたいと痛感し始めました。
そんな時に、「 AKI Car Wash Service 」さんに辿り着きました。

AKI Car Wash Service 」をご存知ですか?

「バケツ一杯の洗車術」と「ピッチレスコート」(クリーナーワックス)などのオリジナルケミカル剤で組み立てた洗車手法を武器にした、出張洗車の職人さんです。
自分の中では、勝手にレジェンドであり師匠だと認識してしまっています。
そして、国内における「リンスレス洗車」の先駆者だと思っています。
30 年以上も前に、「バケツ一杯の洗車術」という洗車方法を確立されていたのですが、その内容は現代の「リンスレス洗車」に他ならないはずです。

「バケツ一杯の洗車術」と「ピッチレスコート」(クリーナーワックス)などのオリジナルケミカル剤で組み立てた洗車手法を武器にした、出張洗車の職人さんです。
自分の中では、勝手にレジェンドであり師匠だと認識してしまっています。
そして、国内における「リンスレス洗車」の先駆者だと思っています。
30 年以上も前に、「バケツ一杯の洗車術」という洗車方法を確立されていたのですが、その内容は現代の「リンスレス洗車」に他ならないはずです。

「勝手にレジェンドであり師匠だと認識」シリーズで言えば、宮崎の「 ワックスウォッシュ 」さんもそうです。
YouTube を媒体とした洗車動画で、Car Detailing を国内に広め、普及させた立役者だと思っています。
「フォーム洗車 → ディテイリングブラシでシュコシュコ → 鉄粉除去剤での鉄粉除去 → 酸性ケミカルでの無機質汚れ除去 → 油分除去剤での有機質汚れ除去 → これだ!と決めつけないワックスやコーティング剤によるフィニッシュ」、という一連の洗車工程。
昨今、国内カーディテイリングブームだと認識していますが、その中でこれらの洗車工程をデファクトスタンダード化した立役者が「ワックスウォッシュ」さんだと認識しています。

自分が K’s Garage Works というブランドで出張洗車サービスを始めたのは、このおふたりのレジェンドの影響を深く受けたからです。
サラリーマン生活において、「役職定年」というターニングポイントが近づくにつれてスピンアウトしたい欲求が高まり、「そろそろ自由に好きなことをやりたい。」と思い早期退職を選択。
まずは、30 代の頃にやりたかった軽貨物運送。
赤帽さんの説明会にも参加させていただいて、独立しようと思い立ったが家族の賛同を得られず断念。
しかし、早期退職後は、すんなりと家族の賛同を得て軽貨物運送業を開業。
軽貨物運送業を開業後 3 年が経過した今、40 代の頃にやりたかった出張洗車サービス業へと。

そして、もうお判りかと思います。

K’s Garage Works の洗車サービスはふたつのスタイルがあります。
「ミニマムコース」は、「 AKI Car Wash Service 」さんスタイルを参考にさせていただいています。

厳密に言えば、「 AKI Car Wash Service 」さんからスピンアウトされた、「齊藤◯美装」さんと「サザンクロス」さんを今現在は参考にさせていただいています。(その訳は別途執筆予定です。)
“Natural Style”は出張洗車というスタイルでは Car Detailing を行うことは困難であり、出張洗車というスタイルで Car Detailing へどのように近付けるかを試行錯誤している内容となります。
プラス、天然カルナバワックスに魅了されているので、どうしても天然カルナバワックスを使用したサービスを提供したいとの思いもありました。

以上が、K’s Garage Works というブランドで出張洗車サービスを始動したプロローグとなります。

では、今後ともよろしくお願いいたします。

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