まず初めに、当店での「天然ワックス」という言葉ですが、
「タイプ1(T1)グレードと呼ばれる最上級カルナバ蝋をベースに良質なキャリアオイル類などの原材料で創り上げられたワックス」
のことを指しています。

【蝋(ワックス)の種類】

蝋(ワックス)の種類は、「植物系」「動物系」「鉱物系」「石油系」などがあります。

「植物系」には、「天然ワックス」にも使用されるカルナバ蝋パーム蝋ホホバオイルなどがあります。

「動物系」には、「天然ワックス」にも使用される蜜蝋(ビーズワックス)があります。
蜜蝋(ビーズワックス)は、ミツバチの巣の主成分です。
あとは、鯨蝋などもあります。

「鉱物系」には、「天然ワックス」で使用されるモンタンワックスがあります。
モンタンワックスは、褐炭と呼ばれる石炭の一種から精製されます。
その褐炭ですが、元となっているのは何と第三紀に多く群生していたワックス成分を多く含むヤシ科の植物だそうです。

「石油系」には、原油から生成されるパラフィンワックスがあります。

【カルナバ蝋のグレード】

カルナバ蝋の品質は、ブラジル産カルナバ蝋ヤシの葉の年齢と精製レベルに応じて、タイプ1(T1)、タイプ2(T2)、タイプ3(T3) にカテゴライズされます。

タイプ1(T1)グレードのカルナバ蝋は、葉が成長する過程において太陽に晒される前の若葉から精製され、最も純度が高く最高の品質であるとされています。
また、他のグレードのカルナバ蝋と比較して最も明るい色で臭いも少ないのが特徴です。

次に、より成長したカルナバヤシの葉から精製されたものがタイプ2(T2)、タイプ3(T3) グレードとなり、タイプ1(T1)と比較し黄色〜茶色と色味が濃くなっていきます。

【キャリアオイル】

「キャリアオイル」とは?

素の状態のカルナバ蝋はとても硬い代物であるため、そのままではカーワックスとして使用できません。
そこで常温でも取り扱えるようカルナバ蝋を柔らかくするために、オイル類と混ぜ合わせます。
そのオイル類のことを「キャリアオイル」と言います。

自分の中での解釈ですが、
「カルナバ蝋を塗布できる状態にして、ボディ塗装面へ運ぶ。」
という役割の意味から「キャリアオイル」と言うのかな?と思っています。

次に「キャリアオイル」の種類です。
キャリアオイルの種類は4種類あります。

1. 鉱物油
  石油由来の合成オイルで、無色無臭。
  安価であり、安定性が高い。
2. シリコーンオイル
  高い耐熱性と耐久性を持ち、優れた撥水性と滑らかな仕上がりを提供すします。
3. 植物油
  植物由来のオイル。
  パームオイル、モンタンオイル、ナッツオイル、グレープシードオイル、アボガドオイルなど
4. 合成エステル
  性能な合成オイルで、優れた耐熱性と酸化安定性を持ちます。
  持続性のある光沢を提供します。

【「天然ワックス」の調合】

「天然ワックス」のベースレシピは、
  「タイプ1カルナバ蝋」 + 「キャリアオイル類」
であるかと思います。

ベースレシピに対して、
  ・施工性の向上
  ・基本機能の向上
  ・機能の付加
  ・付加価値の追加
などを行うレシピは、
  「タイプ1カルナバ蝋」 + 「その他の蝋」 + 「その他化合物」 + 「キャリアオイル類」 + 「着色料」 + 「香料」
であり、これが今のスタンダードなレシピだと思っています。

「その他の蝋」
 → 施工性や艶感に変化を与えるもの。
「その他化合物」
 → 機能の追加&向上を図るもの。
   SiO2 やグラフェンやチタンやポリマーなど。
   これらを配合することで、耐久性、対薬品性、耐熱性などの能力を強化させるものです。
「着色料」と「香料」
 → 付加価値を追加するもの。

このようなレシピで創られる「天然ワックス」は、その原料の種類と量によって無限の組み合わせが可能となるものです。
つまり、多様な個性を与えることができる自由さがあるのです。

当店では、「その他化合物」が配合されていないワックスを「ピュア系」
「その他化合物」が配合されているワックスを「ハイブリッド系」と称しています。

では、実際にどのように調合し創り上げられるのか?
とても参考になる動画が、Waxaddict さんからアップされていました。

【「天然ワックス」のメリット&デメリットとポイント】

当店が思う「天然ワックス」のメリットとデメリットです。

【メリット】

1. 優れた防汚性
水アカなどの汚れが付着しづらく、付着しても汚れが落ちやすい傾向が認められます。
これは自身の経験談からそう認識しています。
自身の経験談については、下記のブログ記事で先日書かせていただきましたのでご覧ください。

  「天然ワックス」の最大の魅力は、この防汚性だと思っています。

自分がその防汚性の差に気付いたのは、「クリーナーワックス」との対比でした。
長い間、自分は「クリーナーワックス」を使用してきたユーザーだったのです。
それが、駐車環境が「屋根あり駐車」から「屋根無し青空駐車」へ変わり、水アカスケールの陥没痕ダメージを被りました。
この根本的原因は、自身が適切なタイミングで「洗車メンテナンス」をしていなかったことです。
そして、「屋根あり駐車」環境の加護力を考えず、「クリーナーワックス」の加護力だと勘違いしてしまっていたようです。
そこで、防汚性に定評がある「天然ワックス」へ変えたのですが、同じような条件でも水アカスケールの陥没痕ダメージは発生せず、汚れも落ちやすいことに少し驚くとともに、「天然ワックス」への信頼度が急激に高まり、以降自身のクルマは「天然ワックス」でメンテナンスを継続しています。

ただし、これはあくまでも自身が継続してきた「クリーナーワックス」でのメンテナンス対比であり、その他のコーティングケミカル剤との差は分かっておりません。
「天然ワックス」と同等、あるいはそれ以上の防汚性を保持したコーティングケミカル剤も存在しているはずです。
ただ、自分の活動領域では、その全てを試すことは困難ですし、「天然ワックス」はその中のひとつに過ぎません。
よって、あくまでも自分の領域で自身の好みやニーズに合致したのが「天然ワックス」であっただけで、他のコーティングケミカル剤を否定するものではないことを申し添えておきます。

2. 紫外線への抵抗力
カルナバ蝋は、紫外線への抵抗力が強いと良く言われます。
ただ、明確なその根拠や事例などは、あまり目にすることはありません。
特に、事例については、「天然ワックス」の施工を継続するとともに継続して陽に当て続ける検証となり、現実的には無理な検証かと思っています。
ただ、、、

郵便局の色褪せた赤色の軽バンを目にすることがよくあるかと思います。

これは、絶対に紫外線ダメージだと思っています。
ただ、何年ぐらいでこのダメージを被るのかは分かっていません。
一度、訊いてみようかな?とは思っているのですが、ドライバーさんたちで乗り回しているのでしょうから分からないと言われる気がしています。。。
ただ、検証材料としては最適なものだと感じています。

そこで、「カルナバ蝋の紫外線への抵抗力」について、今流行りの AI に尋ねてみました。

「カルナバ蝋の紫外線への抵抗力」

カルナバ蝋が紫外線に強い理由について詳しく説明します。

1. 分子構造

カルナバ蝋の分子構造は非常に堅牢で、複雑な高分子化合物で構成されています。この堅牢な結晶構造は紫外線などの外部からの影響を物理的に遮断する能力があります。

2. 化学的安定性

カルナバ蝋は非常に安定した化学構造を持っており、紫外線による分解や劣化に対して抵抗性を示します。特に、カルナバ蝋には長鎖の脂肪酸やアルコールが含まれており、これらの成分が紫外線からのダメージを防ぎます。具体的には、以下のような成分が含まれています:

  • 長鎖脂肪酸:これらの脂肪酸は分子が大きく、紫外線のエネルギーを吸収しにくい特性があります。
  • アルコール:カルナバ蝋には一部の長鎖アルコールも含まれており、これがさらなる安定性を提供します。

3. 高い融点

カルナバ蝋の高い融点(約82~86℃)も、その耐紫外線性を強化しています。高融点物質は一般的に熱や光に対する安定性が高く、紫外線による劣化を抑えることができます。

4. 光の反射

カルナバ蝋は高い光沢を持ち、光を反射する特性があります。この光反射特性により、紫外線の一部を反射して内部に浸透するのを防ぎます。この性質は、特に車のワックスや家具のポリッシュにおいて、紫外線による色褪せや劣化を防ぐために非常に有効です。

5. 天然抗酸化物質

カルナバ蝋には天然の抗酸化物質が含まれており、これが紫外線による酸化ダメージを防ぎます。抗酸化物質は、紫外線が引き起こすフリーラジカルの生成を抑え、材料の分解を遅らせます。

これらの特性により、カルナバ蝋は紫外線に強く、さまざまな用途で長期間にわたって安定した性能を発揮します。例えば、車のワックスや外装用のコーティング材として使用される際には、その耐紫外線性が製品の寿命を延ばし、見た目の美しさを保つために重要です。また、化粧品や食品のコーティング材としても、その安定性と安全性から広く利用されています。

ChatGPT

う〜ん。。。

ただですね、カルナバ椰子の木を思い浮かべると何となく分かるような気がしています
カルナバ椰子の木は、ブラジルの暑い地域で生息しています。
その環境下で、カルナバ椰子は自身の分泌物、つまりカルナバ蝋で葉をコーティングして自分自身を灼熱の太陽から守り、自身の体内で水分を保持して生きているはずです。
そう考えると、やはり紫外線への抵抗力は高いものがあると思っています。

【デメリット】

1. 施工の手間
スプレー式のケミカル剤が溢れている今、やはり「天然ワックス」を塗布して拭き上げる作業効率の悪さは認めざるを得ません。
カルナバ蝋のスプレーワックスも存在しています。
しかしながら、ベースワックスとして考えた場合、やはり固形タイプが一番適していると感じています。

また、その手間は「天然ワックス」の初回施工や入れ替え施工時だけのことです。

当店では、四季ごと(3ヶ月)に「天然ワックス」の入れ替え施工をおすすめしています。
つまり、年に4回ほど、手間が掛かる施工が発生する訳です。
ですが、使用する「天然ワックス」によっては、正直もう少しルーズでも良いかとも感じております。
メーカーさんが推奨している耐久期間とクルマのボディ状態を勘案して、決めるべきではないかと思い始めています。

そして、「天然ワックス」の初回施工や入れ替え施工を除くメンテナンスは、洗車をして、QD (クイックディテイラー)やスプレーワックスで汚れの除去とワックスのブースト&エンハンスを行うだけです。
これについては、他のコーティングケミカル剤との施工差はないものだと認識しています。

2. 「天然ワックス」の価格
正直、高いです。
最高級品質な「タイプ1(T1)グレードカルナバ蝋」と「キャリアオイル類」を使用しているためとよく言われていますが、事の真相は分かりません。
しかしながら、前述の「【「天然ワックス」の調合】」で記載した通り、「天然ワックス」は無限の組み合わせが可能であり、各メーカーも個性を豊かな製品を出しています。
となれば、トライ&エラーでの検証も含む研究開発費は、かなりなコストが掛かっているだろうと推測しています。
そのコストを考慮すれば、素直に高くなるだろうなと感じています。

ただ、VONIXX 社さんの製品は、その中でも特にコストパフォーマンスが良いと認識しています。
これは、自社でカルナバ椰子の農場を保有し、自社でカルナバ蝋を生産し製品に使用しているからです。
製品のラインナップも魅力的で、豊富過ぎるぐらいです。

【ポイント】

メリットにもデメリットになるであろうことをポイントとして記載しました。

1. ウエットルックな艶感と光沢感
「天然ワックス」の艶感と光沢感は、「ウェットルック」と呼ばれるほど魅力的な輝きです。
以前は、「天然ワックス」のメリットに挙げさせてもらっていましたが、これは各個人の感受性や好みに左右されるものであるため、こちらに記載しました。
でも、好きな人には堪らない輝きです。

2. 簡単な除去
「天然ワックス」の除去は、普通の「油脂汚れ除去剤」で簡単に剥がすことが可能です。
失敗した時、気に食わなかった時、魅力的な他製品があった時など、簡単に除去することが可能なのです。
だから、気軽に施工ができます。

3. スケール除去剤(酸性ケミカル)使用可能
通常のスケール除去剤(酸性ケミカル)の使用では、「天然ワックス」が落ちることはありません。
スケール除去剤(酸性ケミカル)のターゲットは無機質なので、有機質である「天然ワックス」へは攻撃をしてきません。
ただ、頻繁に施行すれば落ちてしまいます。
でも、あまり使用機会はないと思っています。

3. 効果と排水性(撥水性)
「天然ワックス」の防汚性などの効果は、排水性(撥水性)とは比例しません。
よく水をかけ流してコーティング効果が弱くなりましたねと確認するシーンがありますが、「天然ワックス」においては当てはまりません。
「天然ワックス」の排水性(撥水性)は、最初から弱いものなのです。
すぐに弱まってしまいます。
しかしながら、排水性(撥水性)が落ちたからといって、塗装面を護る防汚性が弱まった訳ではないのです。
防汚性は維持されているのです。
排水性(撥水性)が落ちたなと感じても、「洗車メンテナンス」をすれば防汚性は生きていると認識することができます。
ただ、これ(排水性(撥水性))も各個人の感受性や好みに左右されるものであると思っています。

また、これらピュア系「天然ワックス」を補強する目的で、セラミック( SiO2)、グラフェン、チタンなどの化合物を配合したハイブリッド系「天然ワックス」が登場したのです。

【所感】

ここまで「天然ワックス」について、私見を書かせていただきました。
最後に、「天然ワックス」について、少し思うところを。。。

個性豊かな「天然ワックス」が豊富にあることは嬉しいことなのです。
ただ、同時に悩ましくもあります。
何を選べば良いのか、何が違うのかという点においてです。

その差異を求め始めると、どうしても定量的な比較をしてしまいがちです。
カルナバ蝋の含有率だとか、その他の化合物の配合状況など。
ですが、そのようなことにフォーカスし始めてしまうと、初心を忘れてしまうことが往々にしてあります。
そして、複雑化してしまい、当初の目的をロストしてしまう。。。

例えば、
・塗装面を護りたかったはずが、いつしかコーティング層を必死に護ろうとしていた。
・塗装面の防汚性を求めていたが、いつしかバチバチの排水性(撥水性)を求めてしまった。
・ボディメイクの筋トレをしていたが、いつしか体重の増減だけを気にし始め鏡に映る姿を気にしなくなった。
などなど。

自分は Sam’s DETAILING さんのケミカル製品が好きなのです。
そして、Sam さんの SIGNATURE PAST WAX の説明動画がありました。
是非とも、日本語翻訳をオンにして観て欲しいのです。
翻訳内容に問題はありますが、仰ってることは伝わってきます。

動画前半の Sam さんの話しを、自分なりに翻訳してみました。

ペーストワックス(固形ワックス)は滑稽なほど複雑化し過ぎてしまっています。
私はここ10年間何が起こっているか分からないほどです。
メタリック用、濃色車用、淡色車用、セラミック配合有無、その他耐久性を延ばす化合物、傷の隠蔽効果、、、

私は完全な天然素材で、完全なカルナバ蝋のペーストワックス(固形ワックス)が好きです。
基本的な価値はひとつだと思っているからです。
カルナバ固形ワックスは、クルマを保護する最も伝統的な方法であり、その伝統的なもの維持し続けシンプルにいきましょう。

そして、もうひとつはカルナバの含有割合を競う人々です。
この製品は何%、あっちの製品は何%だとか。。。
そもそも、何故製品を作っていたのかを忘れてしまった典型的な人たちです。
私たちが製品を作っている上での最優先事項は、ユーザーが現場で使うものなので、現場で使いやすいものが良いのです。
それが、ペーストワックスやその他の製品を作る上で、私たちが見るべき唯一の基準です。

愚かな数字で競う人へ。
このペーストワックス(固形ワックス)は、本当に純粋で単純なカルナバ蝋です。
完全に合成物質は一切含まれておらず、充填剤(フィラー)も入ってないとても美しい製品で、夏場に使いやすいかどうかを確認するために多くの時間を費やしたので!

ペーストワックス(固形ワックス)が嫌いで、塗るのと拭き上げるのが非常に難しくて、クルマのディテイリングを後悔するほどです。。。
施工が終わる頃には、ただ疲れて、汗だくになって、イライラしているだけになってしまいます。。。

シグネチャーペーストワックスが使いやすく、本当に使いやすい最高級な製品ある理由がそこにあります。

カルナバ蝋の含有率を話すことは、重要なことではなく無関係なことであって、ユーザーエクスペリエンスが最も重要であり、得られる仕上がりが最も重要で、その後の感動が最も重要です!

https://www.youtube.com/watch?v=z4tZFSQhPGE

このようなコンセプト持って、製品をリリースしている Sam’s DETAILING さんに至極共感ができるのです。
現場で使いやすいもの、同時にユーザーエクスペリエンスが最重要だと仰っています。
この現場というのは、当店の出張洗車と同じように屋外だと勝手に思っています。
厳密に言えば、一般ユーザーが洗車をする場所は、必ずしも洗車設備が整った場所とは限らない想定をされておられるのだと思っているのです。
そもそも Sam’s DETAILING さんの施工動画は、屋外の場合が多いのです。
だから、出張洗車で使用するには適していると判断をしているのです。
屋外で使用するユーザにも、使いやすく素晴らしい結果を提供するものであると。。。

しかしながら、当店では四季ごとに異なる「天然ワックス」を塗布して愉しむこともご提案しています。
これは、Sam さんが言う複雑化した「天然ワックス」となります。
相反している提案と思われるかも知れませんが、「施工をするサービス提供者」と「施工を受けるお客さま」の違いとなります。

「施工を受けるお客さま」に対して「施工をするサービス提供者」が、「施工を受けるお客さま」の選択する余地を狭めてしまうことは、「施工をするサービス提供者」の独り善がりになり得ない危惧があるからです。

よって、ユーザーエクスペリエンスではなく、カスタマーエクスペリエンスを考えた結果となります。
ただ、いささかハイブリッド系「天然ワックス」の種類が煩雑になってしまっているかな?とも感じております。

最後に、「天然ワックス」は、青空駐車をしている働くクルマに強くお勧めしたいです。
自分自身がそのケースに合致しているのですが、仕事で毎日走り回り、排気ガスにまみれ、雨に打たれ、常に砂塵にも見舞われ、休息時には自然の無邪気な振る舞い(直射日光、花粉、夜露朝露など)に翻弄されてしまいます。
それらに対し、「天然ワックス」の防汚性能はかなり秀逸で有効な手段ではないかと日々強く感じ始めています。
正直、適切な間隔で「洗車メンテナンス」ができなかったとしても、何とかしてくれる希望と力強さが散見されています。
前述の「天然ワックス」の特性もそうなのですが、やはりカルナバ蝋の存在とその特性が大きいと思っています。

カルナバ椰子自体がハードな灼熱の自然環境下で生息していて、自身を護るためにカルナバ蝋を分泌して自らをコーティングして自身の身を護っている事実は、クルマのボディに対しても同様にとても有効な手段だと感じています。
自然の力に対しては、自然な力を借りて対抗することにも一理あるのかなと思っています。
同時に、これが一番シンプルで優しい手法のひとつではないかとも。。。