「凸状痕(汚れ)」から「凹状痕(シミ)」に変貌を遂げる期間が重要で、洗車メンテナンスで対応できる「凸状痕(汚れ)」であるうちに除去することが一番簡単で安全だと思っています。
言い換えれば、これが洗車頻度を決めるパラメーターとなる訳です。

K’s Garage Works の「洗車の流儀」#6 クルマの汚れ(凸状痕と凹状痕)

広義の意味での洗車において、その適切な頻度を考えると「凸状痕(汚れ)」から「凹状痕(シミ)」へ変貌する前に行うサイクルとなるはずです。
洗車メンテナンスで、汚れが落とし切れるうちに落としてしまうのが正解だと思っています。
汚れがシミに変わってしまえば、洗車では太刀打ちできないからです。
では、具体的にどのようなサイクルを目安とすれば良いのか?

これは、クルマの保管状況や使用状況、天候など様々な要素によって変わるものとなります。
よって、明確に何日おきとか、何週間おきとかは一概に決められないのです。
つまり、洗車頻度のものさしとなるものは、個々のクルマ毎に存在するのです。

とは言え、基準となる目安は欲しいものです、、、

汚れへの対処スピード

「K’s Garage Works 「洗車の流儀」#6 「クルマの汚れ(凸状痕と凹状痕)」で記載した汚れの種類に対する理想的な対処スピードは、以下の通りだと考えています。

 1. 油脂汚れ → 【気になり始めた時に】
 2. 鳥フン  → 【可及的速やかに】
 3. 虫    → 【速やかに】
 4. 花粉   → 【速やかに】
 5. 鉄粉   → 【気になり始めた時に】
 6. 黄砂   → 【気になり始めた時に】
 7. スケール → 状痕になる前に】

上記は、あくまでも K’s Garage Works の個人的な考え方です。
また、鳥フンだけは、シミになる場合にはすぐになってしまうと感じています。
必ずしもシミになるとは断定できませんが、多くの場合落ちた場所がムラっぽくなりかなり焦ります。
洗車云々ではなく、見つけたら速攻で対処した方が無難です。

そして、「汚れへの対処スピード」で問題となるのは、「 7. スケール」です。

【凹状痕になる前に】とは、スケールは初めに凸状痕の汚れとして発生します。
それが時間経過(放置)とともに、凹状痕として塗装面にダメージを与えてしまうのです。
ウォータスポット、クレーターダメージ、陥没痕と呼ばれる、塗装面が凹んでしまうダメージとなります。
凹状痕となれば、洗車での対処は不可能となるのです。
よって、凸状痕から凹状痕へ変貌を遂げさせないタイミング(期間)が、最適な洗車頻度となるはずです。
では、その最適な洗車頻度とは?

スケールが発生する原因(体験談:夜露朝露が一番怖い存在)

塗装面に付着した水や雨が蒸発していく過程において、水分に含まれていたミネラル分や大気中の汚れや塗装面上の汚れ(凸状痕)だけ残ってしまったものだと認識しています。
その時点では、スケールは未だ「凸状痕」=「汚れ」=「洗車メンテナンスで除去可能なもの」です。

しかしながら、時間経過(放置)に伴い、塗装面を侵蝕するようになってしまいます。
ウォータースポット、クレーターダメージ、陥没痕などと呼ばれるものです。

K’s Garage Works の「洗車の流儀」#6 クルマの汚れ(凸状痕と凹状痕)

スケールが発生する原因は、上記の通りだと認識しています。
ボディや水に含まれる不純物(ミネラル、砂や埃などの汚れ)が水の蒸発に伴い、泣き別れして凸状痕の汚れとしてボディに残存してしまう。
そして、放置してしまうことにより、塗装面へ侵蝕してしまいウォータスポット、クレーターダメージ、陥没痕と呼ばれる、塗装面が凹んでしまうダメージへ変貌してしまう。。。

では、どのぐらいの時間で変貌するのか?

そこで、自分自身の体験談をお話しすることにします。
駐車(住居)環境の変化に伴い、悲しいかな自身のクルマがクレーターダメージを被ってしまったのです。。。

一昨年の夏に引っ越しをしたのです。
それまでは、マンションの一階部分が駐車場で、二階住居部分がその屋根になっている環境でした。
要は屋根付き駐車場です。

今から思えば、とても恵まれた駐車環境でした。
このマンションの駐車場は、自分の二階住居部分が屋根となっている駐車場と屋根がない青空駐車場に分かれていました。
そして、寒さを感じる季節になると、向かい側の屋根がない青空駐車場の駐車車両は露に濡れていたのです。
自分も含め、二階住居部分が屋根となっている駐車場に駐車している車両は露が付くことはありませんでした。
不思議だとは思いましたが、その時は特に思うことはありませんでした。

そして、一昨年の夏に引っ越しをして、駐車環境は青空駐車の環境となりました。
昼間になると日光が当たり、夏場は車内もだいぶ温度が上がる状況でした。
時間が経過し、冬場となりました。
すると、自分を含めた駐車場のクルマは、全車露に濡れるようになりました。

ある日、久しぶりに洗車メンテナンスをすることにしました。
スケールが付着し始めていることは認識していたのです。

露にも濡れていたので、スケール除去剤を使用してリフレッシュさせることにしました。
この時に初めて、スケール除去剤を塗って一面がブワッと白くなる経験をしました。
実は、引っ越しする前の駐車環境では、スケール除去剤を使ってもあまり反応はしなかったのです。
正直、スケールは付いていないと判断しました。
屋根あり駐車場で、通常のメンテナンスはクリーナーワックスで実施していました。
クリーナーワックスメンテナンスのおかげで、意識せずに軽微な状態でのスケールが除去されていたのだと思います。

そして、スケールがあるのですが、スケール除去剤が反応しない部分があったのです。
ルーフの一部です。
ひょっとして油脂汚れの下にあるのかと思い、油脂汚れ除去剤を施工後に再度やってみたのですが変わらず。
斜めから覗き込むように確認すると、軽微なクレーターダメージとなっていました。
かなりショックでした。。。

仕事の忙しさにかまけて、洗車メンテナンスを一ヶ月ぐらいしなかったツケが回ってきたわけです。

引っ越し後の自分車両環境(パラメーター)をお知らせします。
 ・ボディカラー:紺色(太陽光による温度上昇が早いかと思います)
 ・ボディの汚れ具合:重い(一ヶ月洗車せず、毎日仕事で走り回っています)
 ・クルマの使用状況:毎日使用(平均 150km ぐらい走行)
 ・クルマの保管状況:青空駐車(日中は陽が当たる場所、駐車場脇に植栽あり)

車両環境はシビアな状況だと思います。
この状況(パラメーター)下では、一ヶ月洗車メンテナンスをしなかっただけでクレーターダメージを被りました。

後の祭りなのですが、雨が降らずとも露に当たればスケールはすぐさま発生するのだと悟りました。
雨よりも夜露朝露の方が、スケールに対する脅威度ははるかに高いです。
雨は流れ落ちますが、露は留まります。。。

露は地面や草木の葉などの表面に空気中の水蒸気が凝結し水滴となって付着したもので、移動性高気圧に覆われ風が強くよく晴れた朝に結びやすいものです。
朝は夜間の放射冷却によって地表面の温度が下がります。
するとこれに接している空気が冷えて気温が露天温度よりも低くなると地面や草木の葉などに露ができます。
放射冷却とは、夜のあいだに地面から熱が奪われること。
屋根があると熱が逃げにくくなるため温度もさがりにくくなります。

Yahoo 知恵袋

カーポートの薄い屋根であっても、屋根があるということは露に当たらないので、スケールに対して大きなアドバンテージになります。

適切な洗車頻度

前述の通り、自分自身の経験からシビアなコンディションで青空駐車の場合、一ヶ月でスケールのクレーターダメージを被ることを学びました。
濃色車、毎日クルマ利用、露と陽が当たる青空駐車という環境下での事例です。

このことから、K’s Garage Works では、洗車メンテナンスの施工頻度は2週間〜3週間に最低1回以上の洗車メンテナンス頻度を推奨しています。

例えば、淡色車だったら?、屋根付き駐車だったら?、あまりクルマは乗らないけど?、などとパラメーターはオーナー様によって多様に変わります。
各ケースにおける適切な洗車頻度は、残念ながら自分には判りません。
組み合わせパターンが膨大にある全てのケースにおいて、実験検証などは到底できるものではありません。
しかしながら、自身のクルマによる貴重なケーススタディを得て、この条件(パラメーター)であればという指標は得ることができました。

過酷な条件下であっても、2週間〜3週間に1回以上の洗車メンテナンスを実施すれば、スケールのクレーターダメージは確実に避けられるという確信と、これが K’s Garage Works の洗車頻度のものさしとなっています。

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