今が自身の洗車スタイルのトランジション(転機)なのだろうと感じています。
まあ、日々トランジションのような気もしていますが。。。
およそ 20 年前の始まりはシリコーン系のクリーナーワックスでした。
それから、カルナバ天然ワックスに興味を抱いたのが 5 年前でした。
御多分に洩れず、ザイモールのチタニウムでした。

圧倒的な艶感が衝撃的でした。

しかし、この時は防汚性などには意識が向いていませんでした。

ただ、施工の面倒臭さから、普段はシリコーン系クリーナーワックスでのメンテナンスに戻ってしまいました。
細かく言えば、カルナバ天然ワックス施工後のメンテナンスをよく分かっていなかったこともあります。
それに対してシリコーン系クリーナーワックスは、毎回塗布して拭き上げるだけです。
それを繰り返すだけなのです。
それだけで、クルマの美観、つまり綺麗さが維持管理できてしまうのです。
Simple is the best!!
この方法は、クルマの美観維持におけるひとつの正解だと個人的に思っています。
過剰な作業と無駄を削ぎ落とした手法です。
ただ、どんなクリーナーワックスでも良い訳ではありません。
クリーナーワックスには、
・下地処理剤+ワックス成分:下地処理系
・クリーナー剤+ワックス成分:クリーナー系
の 2 種類があると分かり始めました。
下地処理系はポリッシュ系であり、クリーナー系に比べて磨き上げる効果が高く作られていて常用するものではないと思います。
クリーナー系は油分除去剤系であり、常用しても問題ないものです。
少なくとも、個人的にはそのようにカテゴライズしています。
ここで記述しているシリコーン系クリーナーワックスですが、これはクリーナー系のことです。
クリーナー系であっても、常用を目的としているものとそうでないものがあると思っていますが常用できるものです。
このメンテナンス方法(洗車メンテナンス)をルーティン化できると、水シミなどとは無縁の境地に達します。
ただ、当然と言えば当然の話なのですが、継続した定期的な洗車が必須なのです。
汚れが固着する前、落とせるうちに落とし切ることが鉄則です。
な〜んだ!?と思われるかも知れませんが、これはクルマの美観維持における真理だと思います。
どんなワックスやシーラントなどでコーティングしても、汚れが固着するまでのスパンの違いにしかならないと感じています。
ただ、嗜好性や趣味性、そして感受性の違いにより、求める艶や輝きは千差万別になります。
そんな中で、自分自身が求めるのは暖かい艶と光沢だと認識できるようになりました。
つまり、それがカルナバワックスだったのです。
カルナバワックスに目覚めてしまうと、やはり天然固形ワックスだなと。。。
タイプ 1 と呼ばれる最上質なカルナバ蝋が豊富に含まれた、天然成分(他の蝋やキャリアオイルなど)のみで作られている固形タイプのワックスです。
とても素晴らしいのですが、とても高価でもあります。
そして、カルナバ蝋は防汚性に一歩秀でていることも分かり始めました。

要は、一時期「カルナバ天然ワックス信者」となってしまったのです。
ここで言う「カルナバ天然ワックス信者」とは、
・カルナバ蝋以外の化合物が含まれることを嫌う(ハイブリッドワックスを嫌う)
・クリームや液体ではなく固形が一番(手間が掛かるほど良いはず)
そんな思い込みを持ち始めていました。
この考え自体はあながち間違ってはいないものと思っていますが、そこに固執/執着してしまうことはナンセンスだと気付きました。
カルナバ蝋の良さを引き出したりカルナバ蝋の可能性を高めるのであれば、他の化合物の配合されていること、施工性が良いクリームや液体、スプレーを採用するのもありだろうと考え方が変わり始めました。
現に、耐久性が向上して、施工性も向上する現実があるのです。
また、コストも低くなります。
では、デメリットですが、艶と光沢感が落ちるのかと問われれば、個人的にその違いはよく分からないと答えると思います。
強いて言うのであれば、満足感が異なるのかも?と言うことです。
つまり、手間が掛かってる分、それだけ結果への満足感が高いはずです。
そんなカルナバワックスですが、艶感と光沢感を謳っているケミカル剤のボトル裏の成分表示を見れば、今現在でもカルナバ蝋が配合されていることが多々あります。
裏を返せば、カルナバワックスの艶感と光沢感は、万人が好むものだと気付きました。
その契機は、Collinite のワックスでした。
確か、カルナバワックスと耐久性をキーワードにして検索しているときに辿り着きました。
Legendary Durability(伝説的な耐久性)
Winter Wax(冬のワックス)
「伝説」好きの自分故にそんなに凄いのか?と思い調べ始めると、最新のテクノロジーではなくクラシカルなテクノロジーのワックスでした。
国内での記事はなく、もっぱらアメリカでの記事ばかりです。
Google 翻訳を頼りに漁り読みました。
また、YouTube 動画も貪り視聴しました。
YouTube 動画での艶感と光沢感は好みのものでした。
ただ、耐久性については、確かに耐久性はあるものの驚愕するようなものではありませんでした。
これは、ワックスが販売された 1930 年代での話かと思っています。
その当時では、ワックスとしてその耐久性は群を抜いており、ひと冬の間クルマを守り抜くことが可能だったのだろうと思います。
また、価格は高級ワックスとはかけ離れた庶民的な価格でした。
試してみたいな。。。
そう思い、個人輸入をしてみました。
国内では正規販売されておらず、アマゾンにありましたが転売ヤー価格でした。


No. 845 Insulator Wax (液体ワックス)
No. 476s Super Double-Coat Paste Wax (固形ワックス)
No. 325 All In One (クリーナーワックス)
全てを自車に試してみました。
やはり、艶感と光沢感はどれも満足できるものでした。
No. 845 と No. 476s については、なるほど耐久性はあるものと認識できました。
自分が言う耐久性ですが、防汚性です。
2 〜 3 ヶ月青空駐車環境で放置しても、ダメージを受けず洗車で汚れが落ちるものです。
施工性はやはり No. 845 が一番良かったです。
しかし、癖があるのです。
固まるのです。

気温が低いと固まるのです。
陽に当てたり、お湯に浸けたりすればサラサラの液体になるのです。
固まったままで適用しても問題ありません。
しかし、液体の方が施工しやすいので、自分は日向ぼっこをさせています。

不思議なワックスです。
ただ、固まることに興味を抱きました。
「固まる」=「硬化」または「定着」
自分はこのように認識しました。
通常はキャリアオイルが揮発して定着すると思うのですが、このワックスは少し違うように思います。
このことを、自分はとてもポジティブに捉えています。
また、ワックスの成分内容ですが、Collinite 一家の秘伝だそうです。
ただ、昔にワックスフォーラムで言及された記事がありました。
-Although the “Collinite Company” claims to have slightly tweaked #845 recently (adding more carnuba…FWIW)
there’s still no mention of any…Acrylic polyaminosiloxanes/polyethylene-acrylics; polymer-acrylics/polyacrylates;
acrylic-resins/synthetic-resins; thermoplastic/thermosetting plastic chemicals/substances…….Being so thusly added to their ~75 years-old wax-formulas.
-Not that this doesn’t mean that “acrylics” are present, or not, in 925/845…
(Collinite’s blenders probably won’t divulge the “family’s long-withheld secret formulas”).-「コリンナイト社」は最近、#845に若干の改良を加えたと主張していますが(カルナバオイルの量を増やしたなど…参考までに)、
まだ何も言及されていません…
アクリルポリアミノシロキサン/ポリエチレンアクリル;ポリマーアクリル/ポリアクリレート;
アクリル樹脂/合成樹脂;熱可塑性/熱硬化性プラスチック化学物質/物質……約75年前のワックス処方にこのように添加されているのです。
-だからといって、#925/#845に「アクリル」が含まれているかどうかは関係ありません…
(コリンナイト社のブレンダーは、「一族が長年秘めてきた秘密の処方」を明かすことはないかもしれません。)引用元:AutogeekOnline
自分自身さっぱり分かりませんが、樹脂成分が配合されているか否かなのでしょうね?
しかし、これを機会にオーガニックかハイブリッドか、固形かそれ以外かについて、それらを気にすることは無意味だと反省しました。
結局は、その結果だと思います。
また、施工性については、使いやすいものを選択する方が品質向上に繋がるものだと思います。
先日も書きましたが、成分や評判に左右されず、実際に試してみて自分自身にとって効果があるか否かがやはり大切だと自戒しています。

今、海の向こうから Collinite のスプレーワックスとクイックディテイラー(QD)がやってくる途中です。
届いたら、それでメンテナンスをしてみてワンクールの検証が終了となります。
楽しみです。。。
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