いきなりですが、当店(自分)の出張洗車を振り返ってみようかと思います。
リフレクション(内省)とは、過去の自分の行動や経験を客観的に振り返り、そこから学びを得て、今後の行動や思考を改善・成長させるためのプロセスです。単なる反省とは異なり、成功体験も客観的に捉え、感情に流されずに未来志向で改善点を見つけることが特徴です。
今までのご用命いただいた出張洗車では、やはり色々感じることや問題点と現実を目にしてきました。
単刀直入に言えば、当初自分自身が想定していた状況とは異なるケースも多かったのです。
洗車サービスのニーズ
まず、洗車サービスのニーズってどうなんでしょうか?
対価
正直、自分自身出張洗車サービスをお願いしたことはありません。
ひとつは単純に自分で洗車をすることが好きだからです。
ただ、時間がない時にはガソリンスタンドの洗車機を利用しています。
もうひとつの理由は、その対価としてサービス料金が発生するからです。
ポイントは、その対価だと感じています。
つまり、対価である料金価格に対する価値の感じ方だと思います。
価値観です。
その料金価格が妥当か否か?
特にこの洗車サービスという世界においてはピンキリだと感じています。
洗車サービスをご提供する側の当店(自分)が言うのもおかしな話ですが、価格の妥当性が難解だから頼みづらいという側面があります。
その価格でどこまでやってくれるのですか?と、、。
ただし、おひとりだけお願いしてみたいと思っている出張洗車屋さんがおられます。
自分が長年実践してきたスタイルでの洗車をされている方で、そのサービス料金が安いと感じているのです。
施工内容は想像できるので、想像通り、あるいはそれ以上の施工内容であるのか否か?を知りたいのです。
もし、想像以上の施工内容であれば、価格以上の価値があると感じるのです。
「価格以上の価値をご提供できるか?」
とても難しいことですが、商売を営む上でとても大切なことだと思います。
利便性と拘り
では、洗車サービスに求めるものですが、大きくは
・利便性:時間
・拘り:品質
にあるのかと感じています。
言い換えれば、
・ファストフード的な洗車
・スローフード的な洗車
だと思っています。
正直、出張洗車サービスをご利用される場合、利便性を求めるお客(オーナー)さまが多いのかな?とは感じています。
やはり、出張洗車サービスはクルマがある場所まで出向き洗車をさせてもらうので、それを利便性のひとつとして解釈していただくことは正しいと思います。
これにプラスして、「早い、安い。」を付加したサービスが、出張洗車サービスの大半を占めていると推測しています。
現に、「出張洗車」というキーワードで検索すると、利便性を掲げた洗車屋さんが多く表示されます。
要は、利便性を追求した出張洗車サービスです。
洗車内容としては、ガソリンスタンドの洗車機と同じ内容を手洗いで洗車するサービスと感じています。
何を隠そう、当店(自分)も洗車サービス開始時点では洗車メニューを松竹梅化して、梅のコースでそれを実現しようとしていました。
リンスレス洗車をして、簡易コート剤だけの適用です。
ただ、当店(自分)が目指そうとしていたことに対して違和感を感じていたし、この施工内容であればガソリンスタンドの洗車機と同じだと気付き廃止とした経緯があります。
ガソリンスタンドでも手洗い洗車のサービスがあります。
昔、BMW530i のブラックに乗っていた時、自分で洗車できない場合にはガソリンスタンドで手洗い洗車をお願いしていました。
当時のガソリンスタンドでは、洗車機のコースと手洗いのコースのふたつがありました。
「早くて安い」洗車機と「丁寧で優しい」手洗い洗車のコース揃えです。
かく言う自分自身も何故手洗い洗車をお願いするかと言えば、洗車機の高速で回転するブラシで洗われるよりは人間系の手作業で洗われる方が優しいだろうとの考えからです。
つまり、洗車傷が低減されるだろうとの思いです。
これがクルマの美観維持への拘りの第一歩のひとつではないかと思います。
でも、当時のガソリンスタンドの手洗い洗車は、学生さんバイトの方々が元気よくやってくれていたので、果たして丁寧で優しかったのかは甚だ疑問ですが、、、(笑)
最近の手洗い洗車は、有人スタンドではありますが、セルフスタンドでは見かけなくなりました。
しかし、Keeper さんのサービスを併設しているスタンドでは、手洗い洗車サービスからコーティングまで施工できるお店が増えているように思います。
このように色々な洗車サービスがあります。
それらの洗車サービスを利用する共通事項は、クルマを綺麗にしたいとの欲求です。
ただ、万人が皆綺麗にしたい欲求があるかと言えば違うと思います。
外見には拘らず動けば良いとの考えもあるでしょう。
出張洗車サービスのニーズ
そして、洗車サービスのニーズですが、あるものと認識しています。
ガソリンスタンドの洗車機、コイン洗車場も休みの日になると待ち行列ができています。
コイン洗車場も、高品質な純水が利用できる施設が増えています。

また、DIY で洗車を愉しむ方々が確実に増えてきていると感じています。
だからこそ、日々新しいカーケミカル剤が登場しているのだと思います。
つまり、市場規模としてはそれなりに大きなものになっているのではないでしょうか?
では、出張洗車はと言えば、正直よく分からないと言うのが本音です。
当店(自分)で言えば、忘れた頃にお問い合わせやご依頼をいただくような状況です。
そして、自分がお気に入りのクリーナーワックスを取り扱っている出張洗車屋さんたちも、続々と閉業されています。
また、勝手に同期みたいに思っていた北関東の出張洗車屋さんも、別事業に注力をしますとアナウンスされていました。
その状況から考えれば、出張洗車というスタイルはとてもニッチで厳しい領域なのではないか?と思うようになりました。
ただ、有店舗の洗車サービスは盛業してるように感じてます。
研磨やコーティングをされているお店が多いですが、やはり充実した設備と資材で施行される高品質な洗車が魅力となっていると思います。
あとは、自由が丘にあるスプラッシュさんという洗車屋さん。
納品前にコンビニで時間調整している時、コンビニの前がそのスプラッシュさんでした。

「早い、安い、美味い(優しい)。」を見事に実現されている洗車場でした。
3 〜 4 つの洗車ブースが並列にあり、そのブースにクルマが入ると係の人が高圧洗浄機でボディ全体を洗浄しています。
その後、ホイールとタイヤを手作業で洗っています。
そこからは洗車コースによって異なるとは思うのです、シャンプー洗車や撥水洗車などがあるみたいです。
最後に係の人が拭き上げて終了。
ブースからクルマが出て行きます。
正直、感動しました。
同時に、アメリカ的な洗車サービスのようにも感じました。
ガソリンスタンドの洗車内容を全て人間系で実現されているのです。
料金もかなりお安い価格でご提供されていました。
次から次へとクルマがやって来て、待ち行列が道路に溢れていることも納得の盛況さでした。
ただ、口コミでは担当された係の人によって作業品質にバラツキがあるとの意見も散見されました。
水が拭き取り切れてなかったとか、傷が付いたとかです。
自戒しなければと心に留めていますが、同時に洗車サービスの根底にある問題のひとつとだと思っています。
スピード(時間)と価格と仕上がり結果(品質)のバランスと相関関係です。
最終的に、洗車領域は活況を呈しており、洗車サービスも洗車用品販売も同様に盛況である判断しています。
ただし、出張洗車領域はなかなか難しい状況だと思っています。
出張洗車の現場から
まず初めに、洗車の現場から感じたことを。
残念ながら当店(自分)では定期(継続)洗車の実績がありません。
リピート洗車はあるのですが、半年以上のブランクとなっています。
それを除けば、現時点では全て初見のクルマであり、初回洗車となるものです。
ボディコンディション
実に様々なボディコンディションに遭遇しました。
洗車をするクルマのボディ状態は千差万別だと身を以って経験しました。
正直に吐露すれば、苔が蒸しているボディやチョーキングを起こしかけているボディは初めての経験でした。
つまり、自分自身の想像を超える世界があったのです。

このような状況で色々試したみたところ、一番役に立ったのは使い慣れたクリーナーワックスでした。
これは少し意外でした。
クリーナーワックスですが、微粒子研磨剤が配合された油分除去剤に艶出し成分(シリコーン、フッ素、カルナバなど)が配合されたものです。
厳密に言えば、シリコーンが主な艶出し成分だと思われるのでクリーナーシーラントだと思います。
つまり、微粒子研磨剤が配合された油分除去剤であれば、同じ効果だったと思います。
海外でも国内でも、昔から存在するケミカル剤なのです。
油分除去剤、ペイントクリーナー、グレイズなどと呼ばれているかと思います。
また、それぞれ商品ごとに個性はあるにしても、大きな違いは無いと認識しています。
有機溶剤が主成分です。
石油系溶剤、ミネラルスピリット、ホワイトスピリット、炭化水素系溶剤、脂肪酸炭化水素などと呼ばれていて、油(有機)汚れを油(有機溶剤)で緩めて落としやすくする役割かと思っています。
それに、界面活性剤をプラスしているものもあります。
界面活性剤は汚れを浮かす役割でしょうか。
そして、研磨成分の配合。
研磨成分を配合しないものもありますが、自分は研磨成分が含まれているものを好みます。
汚れを削ぎ落とすことが目的であり、塗装面を綺麗に磨き上げてくれるものです。
自分はこのクリーナーワックスを一番使いますし、大好きですね。
難点は、塗り込んで拭き上げる(磨く)という手間が掛かるということです。
ですが、アプリケータの固さや力の入れ具合によって、その効果を人間がコントロールできることが魅力です。
スケール除去剤も試してみましたが、最上層部が有機的な汚れで覆われていたため変化は見られませんでした。

また、本当に様々なコンディションに遭遇しますし、年単位で洗車をしていないこともままあります。
そのような時、複数のケミカルを使い分けて適用するアプローチもありますが、同じケミカル剤で適用するアプリケーター(スポンジやタオル)を使い分ける、つまり「柔らかめ」、「普通」、「硬め」などと状況に合わせて使用するアプローチもあり、かなり効果的な手法です。
そして、
「洗車前のクルマの状態から、決してマイナス方向へ変化させないこと。」
が洗車屋として一番大切なことだと認識しました。
もし、当店(自分)には手に負えないコンディション、あるいは手を入れることによって悪化してしまうコンディションであれば、辞退させていただく勇気も必要だと思っています。
「汚れ」について
話を進めていく前に、「汚れ」について整理したいと思います。
当店(自分)もこれまで色々な表現や語句を使用してしまい、一貫性に欠けて分かりづらい部分もあったと思います。
よって、当ウェブサイト内で言葉の統一を図ろうと思います。
ただ、あくまでも当店(自分)の解釈であり、当店(自分)の個人的な統一表現です。
まず、「汚れ」は「汚れ」です。
大分類にしています。
【大分類】
「汚れ」:砂埃、塵、黄砂、樹液、鳥フン、虫、油分汚れ(ピッチタール)、水垢(スケール/イオンデポジット/ウォータースポット/ミネラル汚れなど)、デポジット(汚れの堆積物、凸状汚れ)などの総称
中分類として、「落ちる汚れ」と「落とせない汚れ」(シミ)に分かれるものとしています。
【中分類】
「落ちる汚れ」:落とすことが可能な汚れ
「落とせない汚れ」あるいは「シミ」:落とせない汚れ(塗装面に侵蝕した汚れ/水シミ/凹状陥没痕など)
やはり複雑なのが水垢関連の呼称ですね。
色んな呼称が乱立しているので。
落とせない汚れ=「シミ」であるとの判定基準
塗装面には何かしらの汚れが付いています。

まず、洗車前のチェックで確認をします。
次にリンスレス洗車後に落ちたかを確認します。
同時に拭き上げる際にも、見え隠れする汚れがあるかを確認します。
そして、汚れを落とし始めます。
落とせるものもありますし、落とせないものもあります。
では、落とせない汚れ=「シミ」なのか?
当初、この判定に自信が持てなかったのです。
ひょっとしたら除去できるのでは無いかと思い、色々と試してしまうのです。
結果、除去できず、施工時間を消費してしまうことが多かったです。
これは、色々なケミカル剤で試すのではなく、自分自身が常用して信頼しているケミカル剤で落ちるか否かの判定で良いとすることにしました。
他のケミカル剤で落ちたとしても、それはそれとして自分のやり方では落ちなかったことを素直に認めれば良いのかと思います。
酸性ケミカル剤とアルカリ性ケミカル剤
無機汚れには酸性のケミカル剤。
有機汚れにはアルカリ性のケミカル剤。
これは確かに定石だと思います。

リンスレス洗車時の拭き上げ時に見え隠れする残像めいたもの、つまり水垢があったらスケール除去剤を適用してきました。
これは、初見での初回洗車では殆どの場合がそうでした。
ただ、初回洗車で除去をして定期的に洗車を継続していただければ、以降の付着は汚れの除去の範疇で対処できるものです。
また、エンブレムの縁の黒ずみとかホイールナットの清掃にも適用してみるのですが、そのスピードと効果は素晴らしいものです。
ですが、ちょん付けで確認(パッチテスト)はしていますが、ちょん付けでもシミになるのは怖いものです。
大量のブレーキダストや油などで激しく汚れたホイールには、時短目的でアルカリ性のケミカル剤を適用してきました。
ホイールへの対応が一番時間が掛かるのです。
コンディションが良い状態であっても、優に 1 時間は掛かってしまいます。
ここが時短への分岐点だと思うのですが、やはりハイパワーなケミカル剤を適用するのは怖い気持ちがあるのです。


これも、初見での初回洗車では殆どの場合がそうでした。
これもまた同様に、初回洗車で除去をして定期的に洗車を継続していただければ、以降の付着は汚れの除去の範疇で対処できるものです。
どちらも初見での初回洗車時に限った話です。
酸性ケミカル剤ではありませんが、アルカリ性ケミカル剤では一度失敗をしてしまいました。
希釈して適用するケミカル剤でしたが、ボディに適用して乾かしてしまったのです。
シミ(ケミカル灼け)となり始めたのです。
慌てて水拭きとクリーナーワックスを適用して事なきを得た経験があるのです。
これって、たまたまなんとかなりましたが、単に運が良かっただけです。。。
そもそも、これらのハイパワーなケミカル剤を適用しなくても、水なし洗車剤、微粒子研磨剤が含まれたクリーナーワックスや油分除去剤、ゴム&樹脂パーツ用ドレッシング剤、弱アルカリ性のケミカル剤(アルミへ腐食実験で攻撃性が無いレシピのもあるのです)などを用いれば、時間は掛かりますが代替できるものなのです。
考えてみれば、昔はこのようなハイパワーなケミカル剤を使わずにクルマを綺麗にしていたのです。
これらのハイパワーなケミカル剤は、
・適用箇所の選定が必要なこと
・事前にパッチテスト(チョン付確認)をすること
・グローブ、マスク、防護メガネ着用
・水で洗い流すこと
・直射日光下での使用は控えること
などが明記されています。
自分自身のクルマであれば、一度パッチテストをすれば済むものです。
しかし、出張洗車サービスを行う場合、不特定多数のクルマを対象とします。
言い換えれば、すべての手掛けるクルマにパッチテストをしなければならないのです。
そこまでして適用するべきものなのか?
そう疑問を持つようになりました。
同時に、、、
素手で扱えないようなケミカル剤をクルマへ適用すべきなのか?
とも考えるようになってしまいました。
まして、水を潤沢に使えない屋外環境下での出張洗車なのです。
何かしらのミスにより不測の事態を招く可能性があるのなら、そのリスクを排除して
「時間が掛かるにしろ、ミスを犯しても問題が発生しない安心で確実なフェイルセーフな洗車」
へシフトさせるべきと考えるようになりました。
それが優しい洗車だと思います。
優しくなろうと思いながら、いつしかその優しさを忘れて施工の利便性を求めていたようです。
当店(自分)のような出張洗車スタイルの場合、これは明確に誤りだったと考えています。
本当に、たまたま運が良かっただけです。
今後は、ハイパワーなケミカル剤の使用を控える方針にしようと思います。
「削る」と「磨く」の違い
スケール、つまり水垢や水シミの汚れ対処として、「汚れを溶かして落とすか」、「汚れを削って落とすか」という表現で説明される方々が居られます。
当然「汚れを溶かして落とすか」はスケール除去剤などの酸性ケミカル剤であり、「汚れを削って落とすか」は研磨力による対処だと思います。
間違いだとは思いません。
ですが、「汚れを削って落とす」という表現に少し感じるものがあって、「汚れを磨いて落とす」ではないかと思っています。
無論、本格的に切削研磨で落とすことを指しているのかも知れませんが、磨いて落とすもあるじゃんと思っている訳です。
つまり、「削る」と「磨く」は違うと思っています。
Google 先生に尋ねてみれば、、、
「削る(研削・切削)」と「磨く(研磨)」の主な違いは、目的と使用する道具、および作業段階です。
削る加工は「素材の形状を作り、寸法を整える」ことが目的で、刃物や砥石を使って材料を大きく、または精密に除去します。
一方、磨く加工は「表面の粗さをなくし、平滑な面を得る」ことが目的で、研磨剤や砥石の微細な粒子で表面の凹凸を取り除き、鏡面仕上げなどを目指します。削る(研削・切削)
- 目的:材料の不要な部分を削り取り、目的の形状や寸法の製品を作り出す。
- 使用する道具:バイト、エンドミルなどの「切削工具」や、砥石などの「研削工具」。
- 作業段階:物体の形を作る初期段階や、高精度な寸法を出す中間工程に用いられる。
- 特徴:切りくずが発生し、材料を比較的大きく除去して形状を変化させる。
磨く(研磨)
- 目的:材料の表面の凹凸を取り除き、滑らかな、または鏡のように光沢のある表面仕上げを実現する。
- 使用する道具:研磨剤や、微細な砥石の粒子。
- 作業段階:最終的な仕上げ段階。
- 特徴:材料の表面の微細なキズを取り除き、表面の面粗さを向上させる。
まとめ
- 削る=素材を大きく動かして形を作る、または寸法を精密に整える加工。
- 磨く=素材の表面を滑らかにし、美しくする最終的な表面仕上げ。
引用元:Google
Google 先生のいう通りだと思っています。
スケール、つまり水垢や水シミの汚れ対処として、「汚れを磨いて落とす」もあると思っています。
スケール除去剤と研磨成分での除去力の違いも、ひょっとしたらそれほどの差異はないのではないかと個人的には感じ始めています。
五木寛之さんの短編小説集で「雨の日には車をみがいて」という題名の本があります。

誰も雨の日にクルマを研磨するとは思わないでしょう。
あえて雨の日にクルマを洗車して綺麗にすることを暗示している題名だと感じます。
「削る」と「磨く」は違うと思っているのです。
クルマを磨くって悪くないと思っています。
ケミカル剤の数
多分、当店(自分)の洗車手法は、今現在の洗車方法と比べれば古いスタイルだと思います。
寧ろ、古いものを好む傾向にあります。
音楽もそうなんです。
1980 年代を好みます。
ただ、いつからか洗車用のケミカル剤が日々新しく登場し始め、洗車の手法も色々なバリエーションが出てきています。
そこで、効率(生産性)と性能が良いのであれば、良かれと思ってそのケミカル剤を購入して試してみるのです。
その結果に自分自身が納得できるとベンチ入りさせるのです。
しかし、従来のケミカル剤をベンチアウトさせることは無いのです。
必然的にケミカル剤が溢れてしまう愚行。

当然、出かける時には、沢山の資材を抱えての移動でした。
段々と、これ違うよなと気付き始めました。。。
外装用のケミカル剤を適用すると、最低でもクルマ周りを 1 周することになります。
スプレーあるいは塗布をしてすぐに拭き上げられものは 1 周となります。
スプレーあるいは塗布をして少し時間をおいてから拭き上げるものは 2 周(塗布と拭き上げ)となります。
確実に手間(工程)が増えるのです。
手間が増えると、時間が掛かります。
手間が増えると、次に控えている作業を気にして急いてしまいます。
手間が増えると、急いてしまい作業が丁寧でなくなる可能性が高くなります。
結果として、良かれと思ったことがマイナス方向へ。
また、携行しても実際に使用するケミカル剤は基本的には変わらず、最終的に手にするものはいつものやつになるのです。
つまり、使い慣れた絶対領域的なケミカル剤たちです。
新しいケミカル剤は施工性は良くなるのですが、その結果が大きく変わることはあまり感じなかったです。
その代わり、炎天下では使用しないとか、水で洗い流すなどの使用条件が付随するのです。
結局、出張洗車の環境下では、その魅力を生かせ切れないことが多かったです。
ただ、新しいものを試しもせず、旧態依然が一番と盲目的に信じることもできなかったので。。。
一般的には、手間は掛けるほど良いと認識されますが、手間の掛け方があると思います。
色々な手段を用いて手間を掛ける方法とひとつの手段で集中して丁寧に臨む方法。
現在は、あれこれあたふたせずじっくりとひとつの手間を掛けることが良いと考えています。
施工時間
洗車サービスを始める時、施工時間をかなり気にしていました。
前述の通り、出張洗車サービスについて調べてみると、当店(自分)が想定していた時間よりもかなり短い時間でした。
施工内容を確認してみれば、それは利便性を実現した出張洗車サービスだったので納得をしました。
実は、施工時間については色々とあって、少しトラウマになっているのです。
ただですね、施工実績を踏まえて考えればあながち想定は間違ってはおらず、クルマ個体の状況(サイズと汚れ具合)と施工場所にも左右されるものです。
よって、一概にこれぐらいと決められるものでもありません。
ですが、愚直に丁寧にを心掛ければ時間は掛かるものですし、クルマに直接触れる洗車作業は時間に追われ始めると作業品質が必ず悪くなってしまいました。
現に当店(自分)自身、粗い作業になったり、目に見えにくい部分で手を抜いたりしてしまうこともありました。
短時間に迎合するのではなく、胸を張って時間が掛かる洗車だと割り切るべきだと思い始めました。
出張スタイルの洗車サービスの再考察
前述の通り、流行りのカーディテイリングへの憧れか浮気か、それともオリジナリティへの欲求か分かりませんが、出張洗車屋としての胆力が欠落していた有様です。。。
洗車サービスのビジネス構成要素
まず、洗車サービス業のコスト構造ですが、大部分が人件費だと思います。
資材原価もありますが、それほど影響がないものだと思っています。
出張洗車だと移動費用(ガソリン代、高速代、駐車代など)、有店舗だと店舗費用(賃料、光熱費など)がかかってくるかと思います。
次に、洗車サービスのビジネス構成要素としては以下の 4 項目と考えています。
・「時間」:洗車時間
・「労力」:洗車作業にかける手間(丁寧さ)
・「料金」:洗車料金
・「品質」:洗車施工品質(洗車結果)
この 4 項目なんですが、難しい関係はなく全てが比例関係にあるのです。
例えば、早く洗車を終わらせるのであれば、掛ける手間(労力)も少なくなり、連動してそれなりの仕上がり(品質)となりますが、「料金」は安上がりとなります。
ガソリンスタンドの洗車機が典型的なものです。
つまり、「利便性」を追求した洗車です。
ファストフード的洗車です。
逆に、高い美観(品質)を望む場合、掛ける手間(労力)も多くなり、連動して時間も掛かり料金も上がるのです。
洗車の領域を逸脱しますが、コーティング施工店などが典型的なものです。
洗車をして、鉄粉を取って、研磨をして、また洗車をして、コーティングをするのです。
このような手間が掛かるが故に料金も高いのです。
スローフード的洗車です。
こう考えると、とてもシンプルな構造だと思います。
そして、当店(自分)は出張洗車というスタイルですが、スローフード的洗車をご提供したいのです。
毎回、洗車だけでは落ちない汚れも落とし切る洗車です。
そして、その行為を継続していただくことです。
生産性とリスクヘッジ(労力と品質)
ですが、シンプルだからこそ難しいのが世の中の常です。
それは、「労力」と「品質」だと思っています。
高い「品質」を目指す場合、掛かる「労力」(手間)は必ず増加します。
ただ、どのようなビジネスでも「生産性」というキーワードが出てきます。
少ない「労力」(手間)で同等の結果を生み出せ!という、「生産性を向上させる」というものです。
サラリーマン時代、この言葉を嫌というほど耳にしていました。
で、洗車における生産性の向上策は何か?と問われれば、それはツールの活用なんだろうと思っています。
具体的には、高圧洗浄機、ポリッシャー、スケール除去剤やホイールクリーナーなどのハイパワーなケミカル剤などだと思っています。
少ない労力で、高い効果が得られるものです。
高圧洗浄機、ポリッシャーなどの機械系は、パワーコントロールとハンドリングさえ間違えなければとても有用なツールだと思っています。
現に、出張洗車屋さんなのですが、クルマに電源と高圧洗浄機を積み込んで施工されている方を存じ上げています。
特にポリッシャーは、当店(自分)自身モバイルバッテリー式のポリッシャーを既に持っています。
ワックスを塗布するのに効果的だと思い購入したのですが、練習もしていないため今のところ出番なしですが、、、
ですが、これらのツール活用は、便利な反面ミスをすればクルマへそれなりのインパクト与えてしまう可能性が少なからずあると思っています。
具体例を挙げれば、この MINI のホイールでした。

右側前輪のホイールですが、1 本のスポークで塗装膜剥がれが起きていたのです。
ペロンと塗装膜が浮いていました。
そんなホイールの高圧洗浄を行えばその塗装膜箇所は塗装が剥がれてしまうかも知れません。
また、ハイパワーなアルカリ性ホイールクリーナーを適用してしまっていれば。。。
当然、事前確認をしてからというチェックはするはずですが、よくよく見なければ気付かない剥離です。
まして、地下駐車場で照明は暗く、ホイールスポークも艶消しの黒です。
近づいてみなければ見過ごすものです。
これもサラリーマン時代によく言われていたことですが、「ミスは起きないものではなく、起きるものとして考えろ!」です。
結局、洗車作業でミスを防ぐには、なんの得策もなく注意深く丁寧にを心掛けるしかないと思っています。
だから、ミスは起こるのです。
では、どうすれば良いのか?
ミスは防げないです。
それに、洗車の世界で生産性を上げることは、ミスが起きた際の被害を拡大させてしまう比例関係の傾向があるように個人的には感じています。
よって、ミスが防げないのであれば、例えミスが起きたとしてもその被害が最小限で済む、安心で確実なフェイルセーフな洗車をすることがひとつの解決策だと思います。
では、フェイルセーフな洗車とは?
フェイルセーフな洗車
当店(自分)が考えるフェイルセーフな洗車とは、結果としてクラシカルな手洗い洗車スタイルに回帰することではないかと考えています。
そして、生産性を求めてハイパワーを選択するのではなく、あえてローパワーで継続することを選択する洗車だと思います。
クラシカルな洗車
現在のように多種多様なケミカル剤やツールなどが無い時代の一般的な洗車。
カーシャンプーでクルマを洗い、そのままワックスをかけていました。
洗車で汚れが落ちない、汚れが目立つようになってきたらひと手間追加します。
丸缶コンパウンドで汚れを落としていました。

樹脂パーツとタイヤにはポリメイト。
ガラスにはメーカー名も思い出せないようなガラスクリーナーだったと思います。
使うケミカル剤は 5 種類でした。
このアプローチでミスをするとしたら、シャンプー剤の流し忘れ/不足と丸缶コンパウンドの使い方、あとは拭き上げぐらいかと思います。
最初に、拭き上げです。
これは昔も今も変わらず、使い方をミスすれば洗車傷を引いてしまいます。
洗車傷の原因は、ほとんどがこの拭き上げのミスだと考えています。
ただ、ミスをしなくても拭き上げで微細な傷は引いてしまうものなのです。
マイクロファイバータオルでも綿タオルでもスポンジでも、圧を抜いて優しく拭き上げれば軽減はできると思っています。
しかし、クリア層に対して、クリア層の硬度より硬い硬度のもので物理的接触を行えば傷を引きます。
クリア層の硬度よりも柔らかいと思われるタオル/スポンジ類でも圧をかけて拭きあげれば、かけた圧がその硬度を補強して硬化してしまうので傷を引いてしまうのです。
また、ボディの膝下部分やリア周りなどは汚れが重たく、微粒子汚れ(砂など)が沢山付着しています。
微粒子汚れ(砂など)が付着したタオル/スポンジ類を使用すれば、安易に傷を引いてしまいます。
ボディ下部&リア周り用とそれ以外用を準備して使い分けるべきだと思います。
次に、シャンプー泡の流し忘れはシミになると言われますが、この歳になるまでシャンプー剤の恐怖を味わった経験が無いのです。
そもそも、シャンプーを使わないリンスレス洗車の生活の方が長いため、シャンプーリスクは発生しないのです。
最後に、コンパウンドです。
半ネリタイプのものだったように記憶しています。
上記写真のコンパウンドと昔の同じコンパウンドでは、成分はきっと進化を遂げているかと思います。
コンパウンドというと、「削る」、「傷付く」ことをすぐに頭に思い浮かべるかも知れません。
しかし、商品説明にはこうあります。
液体コンパウンドに匹敵する超微粒子の研磨剤を使用、塗面を削りすぎることなく劣化塗膜や細かなスリキズ、シミをキレイに消し去り、光沢感のある塗面を復活させます。またワックスがけ前の下地処理として使えばワックスのノリが良くなり、仕上がりに差が出ます。
「細かなスリキズ、シミをキレイに消し去り」とあります。
また、傷を消したい場合、思い浮かぶのはコンパウンドだと思います。
だけど、コンパウンドは傷付くとの相反する条件反射イメージ。
傷を消したいのに、傷付くことを心配してしまう少し訳が分からない状態に陥ります。
コンパウンドに限らず、ケミカル剤に含まれる微粒子研磨剤やクリーニングパウダーと呼ばれる研磨成分も同じです。
削るものではなく、磨き上げるものだと認識しています。
その研磨成分よりも、大半がタオル/スポンジ類の使い方に起因して光の加減で乱反射して逃げ隠れするような浅い傷になってしまうと思っています。
洗車やワックスをかけている時に、「クルマ、ピカピカに磨いてますね!」と声をかけられることがあります。
それは、綺麗にお手入れされてますね!の意味です。
表面の汚れや固着物を除去して、表面を滑らかにして美しい外観や手触りを与えることを目的とし微細な表面調整を行うのが磨き上げるです。
話を戻しますが、このようにクラシカルな洗車で発生する問題は、洗車傷だけだと言って良いかと思います。
ミスをしても、残念ながらミスをしなくても洗車をすれば洗車傷は付いてしまいます。
この対応策ですが、ワックスなどで傷を埋めて目立たなくすることです。
これは対症療法であり、傷を消す原因療法ではありません。
原因療法は、限度はありますがその傷の深さまで研磨をして再度平滑な塗装面とすることです。
いずれにせよ、リカバリ策はあるのです。
よって、その被害が最小限で済むものとの認識でいます。
流行り廃りはありますが、やはり安心で確実な洗車方法がベターだと思います。
「反省点」
当店(自分)の出張洗車サービスの目的は、下記の通りで何も変わってはいません。
綺麗なクルマと共にある日常の実現。
流行りに流されずシンプルに優しくクルマを綺麗に仕立て上げること。
適切なスパンによる洗車を継続させていただき、綺麗なクルマを維持させること。引用元:K’s Garage Works
ただ、些か中途半端な傾向に走ってしまっていると感じ、今回の内省に至りました。
・水に頼ってしまっていたこと
本来あるべき姿は、最小限の水で施工することです。
出張洗車屋なので当たり前のことです。
それがいつしか、それなりの水量を持ち運び使い始めていました。
その理由は、濯ぐことが必要なハイパワーなケミカル剤を使用し始めたからです。
再度、最小限の水で施工するアプローチに戻します。
・ハイパワーなケミカル剤に手を出してしまったこと
何故、ハイパワーなケミカル剤に手を出したかといえば、生産性の向上を目指したのです。
つまり、即効性による時短目的です。
ハイパワーとは、酸性/アルカリ性とその液性を強めたものです。
でも、素手で扱うことはできないのです。
優しいものとは言えないのです。
ケミカル灼けという大事に至らなかったのは、運が良かっただけかも知れません。
今後は使用を控えることにします。
素手での施工可能な洗車へ変更をします。
また、同様に多様なケミカル剤にも手を出してしまう結果となりました
経験の乏しさもあるのでしょうし、向上心の表れとも言えるかも知れませんが、これ良いかも?と感じるケミカル剤に手を出し過ぎたと痛感しています。
数少ない経験ながらも、当店(自分)に必要なケミカル剤は選定できるようになりました。
必要な最小限のケミカル剤のみで、今後の洗車は組み立てようと思います。
・料金設定が中途半端だったこと
これは施工時間の悩みに伴うものでしたが、振り返ればサービス料金設定がどっち付かずのものでした。
今回、スローフード的洗車を再自覚したため、施工時間が掛かることを正直に認め、サービス料金に反映させていただくことにします。
同時に、洗車コースも一部見直すこととします。
・営業プロモーションが下手なこと
これは如何ともし難いです。
SNS を上手く活用するべきとは思うのです、1 日に何度もポストするようなタイプでは無いのです。
仕事だとしても、なかなかできないものです。
とは言え、動画が一番の訴求力を持つことは認識しています。
ただ、これまで Youtube に上げた動画は 1 〜 2 本ぐらいです。
編集が苦手なのです。
ですが、ショート動画だったらいけるか?と思い始めています。
少し検討しようと思っています。
・心境の変化
カルナバワックスとクリーナーワックスについて、心境の変化が起こっています。
【カルナバ蝋ワックス】
カルナバワックス好きであることとカルナバワックスが一番との想いは変わりません。
しかしながら、必ずしも高級な天然ワックスだけが良いとは限らないと思います。
以前は天然カルナバワックス、それも高級路線のもので訴求したことがあったのですが、今となってはお恥ずかしい話です。
高級なものではないですが、良い感じのカルナバワックスを幾つか見つけています。
ひとつは現在 3 ヶ月継続して自車に試しています。


また、下地処理剤においてスプレー式のものが登場して、これであれば出張洗車スタイルでも適用ができると思ったのですが、そこである自己矛盾に気付いたのです。
カルナバワックス施工後のメンテナンスです。
カルナバワックス施工後のメンテナンスは、リンスレス洗車とクイックディテイラー(QD)とワックスをブーストさせるスプレーワックスで構成を考えています。
しかしながら、「洗車で落ちない汚れを落とす。」と標榜しておきながら、クイックディテイラー(QD)のみで汚れを本当に落とせるのだろうか?と疑心暗鬼になり始めてしまいました。
カルナバワックスの防汚性はとても高いことを確認済みであるため、問題ないとは考えています。
しかしながら、汚れが落ちない場合に油分除去剤などを適用すれば、カルナバワックスの皮膜は落ちてしまうものです。
この辺りの整合性を今一度検討するべきと思っています。
また、このようなことが、耐薬品性能を上げたケミカル剤が続々と登場する背景だと認識しています。
ただですね、その風潮に個人的にはあまり迎合はしたくはないのです。
手間はかかるのですが、愚直に毎回汚れをちゃんと落とす方が一番確実で安心です。
本当に、施工も簡単です、汚れも落ちます、艶も出ます、耐薬品性能も兼ね備えていますという良いこと尽くめのものがあるのかと訝ってしまうのです。。。
【クリーナーワックス】
クリーナーワックスは同一銘柄のものを 3 種類準備して使い分けています。
親和性を考えてのことです。
研磨力を上げたもの、通常利用のもの、ボディコンディションが良い時に使うケミカルパワーを落としたものです。
ただ、前述の通り、適用するアプリケーター(スポンジ)の固さを変えて適用すれば、1 種類のもので対応可能ではないかと考えるようになりました。
もっとも、このようなことは洗車屋の内的な考え方なのですが。。。
総括
長々と書き綴ってきましたが、出張洗車という環境下での施工を通して徐々に強く感じ始めたことは、出張洗車は他の洗車スタイルがそのまま参考になることは少なく、独自の施工文化(創意工夫)で実現されるべきなんだろうということです。
ですが、それほど大層なことではなく、愚直な行為に他なりません。
これは、特にこの夏場の経験で痛感しました。
水を潤沢に使用できず、屋外炎天下で数時間にもおよぶ作業、とても熱くなるボディパネル。
一般的な洗車のセオリーで言えば甚だナンセンスだと思います。
正直、夏場の出張洗車サービスは休業しようかとも考えました。
しかしながら、そのような環境下においても、実践されておられる先人もおりました。
それは、、、
「出張洗車という厳しい環境下で、その環境に特化した現場主義的な洗車施工」
つまり、出張洗車という環境下に最適化した手法で洗車を行うことが最善であるとの結論に至りました。
・洗車前のクルマの状態から、決してマイナス方へ変化させないこと
・艶引きを改善し、艶を出してその状態を維持すること
・水を過剰に持ち込もうとしないこと
・ハイパワーなケミカル剤を使わないこと
・多種多様なケミカル剤ではなく、必要最小限のケミカル剤で最大の効果を出すこと
・素手で洗車しても何ら問題がないこと
・ミスが起きたとしてもその被害が最小限で済む、安心で確実なフェイルセーフな洗車をすること
・継続した洗車をすることにより、その効果が発揮されること
上記 8 項目を意識して、当店(自分)の洗車にしていこうと思います。
基本的に大きくは変わらず、小さなことを色々と調整するつもりです。
取捨選択をして内容を絞りターゲットを明確にするつもりです。
具体的には、全てクリーナーワックス仕上げとなります。
オプションは「車内清掃」のみとし、従来の「天然カルナバワックス施工」と「窓ガラスのウロコやシミの除去や撥水コーティング」についてはメニューから取り下げます。
ただ、ご用命がある場合には、ご相談の上施工させていただきます。
また、料金ならびにその体系も若干変更させていただきます。
つまり、シンプルで優しい洗車へ更にブラッシュアップをかけていきます。
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