
このカルナバワックスを使い始めて試したいことがありました。
それは、ポリマーシーラントをベースコートに、このカルナバワックスをオーバーコートにするコンビネーションです。
そもそも、このカルナバワックスは独自処方のポリマーが配合された、カルナバポリマーハイブリッドペイントシーラントなのです。
とは言え、1930 年代に当初は電力会社向けに、高電圧による停電、電気火災、爆発から保護するために開発されたとのこと。
その後、自動車用ワックスとして適用され始めたようです。
単純にポリマーによる親和性はあるでしょうし、相乗効果による堅牢性も期待できるのだろうなとは感じていました。
とある YouTube の動画でこのコンビネーションに興味を持ちました。
古い技術と製品でそれなりの耐久性を実現できることと、何よりもその艶感と光沢感がとても素晴らしかったのです。
このコンビネーション動画は、YouTube 上に沢山ありました。
と言うことは、このコンビネーションに共感される方が多いと言うことでしょう。
コスト、耐久性、防汚性、スリック性、排水性、艶感などのいずれか、あるいは全てに魅了されるのだと思います。
自分自身も魅了されたひとりであり、今回実証確認をしてみました。
必要なものは、
・Jescar Power Lock + :ポリマーシーラント
・Collinite No.845 (Insulator Wax) :カルナバ&ポリマーワックス(シーラント)
です。

アプリケーターまで Obsessed Garage さんと同じ Adam’s Hex Grip Applicator で施工される方々も居られますが、自分はそこまで揃えませんでした。
今回のこの施工は時間が掛かるので、洗車はガソリンスタンドの機械式洗車機を利用しました。
そして、下地処理にはながら洗車さんの スプレー BASE を使用しました。

そして、Jescar Power Lock + の施工です。

塗りやすく、何といっても拭き取りが異様に軽かったです。
自分自身、体験したことがない拭き取り易さでした。
これって大きなアドバンテージだと感じました。
拭き取りが軽い=摩擦が少ないということは、傷が入りづらいということです。
そして、滑り性(スリック性)が格段に良いということになります。

そして、その艶感ですが、個人的には「もうこれだけで充分でしょう!」と思えるものでした。
施工性、スリック性、艶感と何も不満に感じる部分がなく、海外で人気のポリマーシーラントであることを納得できるものでした。
硬化/定着のために拭き上げは 30 分後との指定がありますが、塗り込みでクルマを一周回れば丁度ぐらいのインターバルになります。
ただ、レイヤリングは硬化/定着のために 3 時間以上待たなければなりません。
今回は自車への施工だったので自宅へ戻り休憩をしましたが、洗車サービスで施工にするにはネックになる時間です。。。
その後、Collinite 845 の施工です。

こちらの施工はいつもの通りです。
このワックス、香料は使われていないのですが、その匂いが好きなのです。
そして、その艶感です。

色味が濃くなったと感じました。
本当は、このワックスを 2 度塗りするのがセオリーなのです。
ですが、このワックスも2 度塗りする場合には、硬化/定着のため 12 時間のインターバルが必要であり今回は一層としました。
しかし、一層であっても充分だと感じます。
ショーカー、コンクールデレガンスっぽい仕上がりだと思います。
ポリマーシーラント後とカルナバワックスのレイヤリング後です。
カルナバワックスを 2 層施工したら、相当な仕上がりになるかと思います。
別途、時間がある時に試してみようと思っています。
このポリマーシーラントも、このカルナバワックスも、そしてこのコンビネーションも、アメリカで人気があることは納得できるものでした。
高価なコーティング剤ではなく、古い技術と製品、かつ安価なコストで実現できることを嬉しく感じました。
本来のセオリーは研磨して塗装面を整え、ポリマーシーラントを一層、カルナバワックスを二層がおすすめの施工です。
ただ、硬化/定着のためのインターバルが必要なので、出張洗車サービスには向かないと感じています。
いつか洗車ガレージを構えられれば、得意とするメニューとしたい気持ちがあります。
もうひとつのネックは、入手の困難さです。
個人輸入などで入手しています。
しかし、そんな手間を掛けて入手することも、最近は面倒臭さもありますが到着を待つ愉しみを感じられるようにもなりました。
施工 2 日後ぐらいの夜に激しい飴が降りました。
明朝の模様を動画で撮影しました。
排水性も色んな好みがあり、それぞれのメリットデメリットがあると思いますが、結局は「綺麗だな。。。」と感じるか否かで良いと思っています。
個人ごとに感受性は異なるものですから。
通常の出張洗車サービスメニューには掲載しませんが、ご興味がある場合にはお問い合わせいただければと思います。
個別にご対応させていただきます。
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