先日、2 ヶ月ぶりに自身のクルマの洗車をしました。

それなりにひどく汚れてはいたのですが、リンスレス洗車で表層面の汚れは簡単に落ちました。
最近は、このように見た目が汚れていても洗車(水のみ、リンスレスなど)だけでも汚れがほとんど落ちてくれることが良い状態だと思っています。
それが、多分防汚性だと思うのです。

このような白く垂れた汚れや黒ずみなど、以前は忌み嫌っていました。
折角洗車しても、降雨によりこのような汚れが付着すること自体は施工方法が悪いとさえ思っていた時期もありました。
しかし今は、汚れは付着するものであり、固着する前に簡単に除去できることが最良だと認識しています。

今回は、ルーフに細かい水シミが散見されたので、スケール除去を行いました。
白く反応するものでもなく、撫でていれば消失するレベルのものでした。
この状況であれば、スケール除去剤の適用でなくてもクリーナーワックスや下地処理剤の類でも対処可能と感じたので、ルーフだけに留めました。

今回、スプレー式となったながら洗車さんの BASE を試してみたかったのです。

やはり、施工性は抜群に良かったです。
ただ、少し粉っぽくなるかなとは感じました。
とは言え、結構汚れているボディには、とても有用だと認識できました。

また、2 ヶ月前の施工方法はナノテクノロジーでした。
トップコートにはシランや酸化チタンが配合されている Shining Cars さんの AOZORA GLOSS を適用していました。

汚れの落ち具合、つまり防汚性から考えると、ナノテクノロジーも良いものだと素直に感じています。
寧ろ、施工性の良さから考えれば、無理せず綺麗を持続できる優れた手法だと思います。
結局は、艶感好みや施工性の良さなどの違いだと認識しました。

今回の洗車は、油脂系に戻しました。
Collinite No.845 も試したかったのです。

面白いワックスです。
今回のように気温が高いとサラサラの液体になります。
気温が低いと固まります。

カルナバ蝋と独自のポリマー成分が配合されているワックスでありシーラントです。

ワックスとシーラントの違いですが、、、
 ワックス:天然蝋成分のコーティング剤
 シーラント:合成化合物のコーティング剤
と認識しています。

この Collinite No.845 は、カルナバ蝋とポリマーのハイブリットなので、ワックスでもありシーラントでもあるため、その双方が表記されているのだと理解しています。

高い気温のためサラサラの液体ワックスとなっているので、施工性も良いです。
そして、やはり油脂系の艶感は個人的に好みに合致しており、満足感も大きいものです。

そして、梅雨時。
この日の夜、雨が降りました。
梅雨時は、クルマを綺麗にしてもすぐに雨に打たれます。

こまめな洗車ができれば良いのですが、なかなか難しいものです。
そんな時、自分は隙間時間を利用して、メンテナンスをしています。

本来であれば、洗車をしてクイックディテイラー(QD)でのメンテナンスが定石かと思います。
しかし、自分は水なし洗車剤でメンテナンスをしています。

AguaMirai さんの PROFESSIONAL を使っています。
出張洗車サービスでは、同じ AguaMirai さんの FORTE という、光沢成分が入っていない水なし強力万能洗浄剤を適用しています。
適用理由は、濯ぎ(リンス)が不要だからです。

自分のエブリイバンだと、10 分〜 15 分ぐらいでメンテナンスが完了します。
スプレーして汚れを浮かし、拭き取って、最後に乾拭きです。

この通り、汚れも落ちて艶も出ます。
自身のイメージの中では、機械式洗車機代わりに人が行う簡易リンスレス洗車(水なし洗車)と捉えています。

ただ、ちゃんと洗車と汚れ落としをして、ワックスなどのコーティングを施工してから、このメンテナンス方法へ移行するべきだと考えています。
そして、汚れたら隙間時間を利用してこまめにメンテナンスをすることを心掛けることが肝要で、汚れが重たくなるまで放置した場合には傷を引くリスクが格段に上がるので、放置して汚れが重たくなってしまっとら通常洗車を行うことがリスクヘッジとなります
また、未来永劫このメンテナンスを継続するのではなく、2 ヶ月〜 3 ヶ月に一度は洗車&汚れ落とし&コーティングを行うべきだとも考えています。
ですが、水道設備環境下にない場合には、有効なメンテナンス方法だと思っています。
あと、ナノテクノロジー系の洗車には適していないと判断しています。
つまり、このメンテナンス方法のために、今回油脂系に戻したとも言えます。

ナノテクノロジー系はそのセオリーに従うことが前提条件だと思っています。
しかしながら、油脂系であれば自由なのです。
組み合わせの問題もありますが、自由度が高いのです。

また昨今、水シミ水垢がクローズアップされていますが、それって汚れを放置してしまった場合の話だと思っています。
出張洗車サービスでも、初見の場合こそスケール除去剤を適用することがありますが、定期洗車へ移行した場合にはそれ以降スケール除去剤の出番はないのです。
メンテナンスを継続すれば、それほどややこしいことにもならないのです。
逆に言えば、ややこしくなる前に小さな対処という手数を増やせば済むことなのです。

今現在、個人的にはそのように思い感じています。。。

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