「洗車」と言うキーワードには、「狭義の洗車」と「広義の洗車」があると思います。
少なくとも、自分自身の中では同じ「洗車」という言葉ですが、使い分けたりしています。
まず、「広義の洗車」ですが、以下の工程をすべてまとめて言い表す意味で使っています。
1. Washing:「洗車」
2. Decontaminating:「汚れ除去」
3. Coating:「光沢化&保護」
「洗車屋」や「定期的な洗車」などで使っている「洗車」は、「広義の洗車」です。
次に、「狭義の洗車」ですが、
1. Washing:「洗車」
のみの工程を「洗車」と言い表していることもあります。
少しややこしいですよね?
で、今回は「狭義の洗車」についてです。
洗車には色んなやり方があります。
カーシャンプー洗車、スノーフォーム洗車、3pH 洗車、高圧洗車、手洗い洗車、機械洗車、水なし洗車、リンスレス洗車などなど。
また、シャンプーを使用する場合のその液性、中性・酸性・アルカリ性などの違いもあるでしょうし、純水あるいは水道水などの違いもあるかと思います。
洗車方法による優劣ではありませんが、それぞれの得手不得手はあると思います。
では、「洗車の目的」は?
それは、「出来るだけボディに傷をつけずに、洗車で落ちる汚れだけを落とすこと。」だと自分は思っています。
「洗車」において、汚れ除去の深追いはしない。
クルマに付着する汚れは、無機質汚れと有機質汚れと鉄粉です。
「洗車」によって、それらのすべての汚れが落とせることは無いのです。
それぞれの汚れに対して、適切なケミカルや手法でアプローチをすることが効果的だと思っています。( 3 pH 洗車は後述します。)
よって、「洗車」の後工程である「2. Decontaminating:「汚れ除去」」工程において、傷の原因となる泥砂等の異物が洗車で除去されることが一番大切なことだと思っています。
つまり、、、
- Washing:「洗車」
後工程である「2. Decontaminating:「汚れ除去」」工程において、傷の原因となる泥砂等の異物を除去すること。 - Decontaminating:「汚れ除去」
クルマに付着した汚染物質を除去すること。 - Coating:「光沢化&保護」
クルマ全体の色味復元&光沢化をして、保護膜を形成すること。
これが、自分が考える洗車(広義)の基本工程とその役割(意義)です。
そして、最後に 3pH 洗車ですが、自分が未だ勉強不足であり、施工実績が無いことからよく判っておりません。
アルカリ性シャンプーと酸性シャンプーでコンタクトレス洗車をして、最後に中性シャンプーでコンタクト洗車をする。
理論的には、有機質汚れと無機質汚れに対して効果的なアプローチをしていると思われます。
このアプローチによって、有機質汚れと無機質汚れが除去できるのであれば「2. Decontaminating:「汚れ除去」」工程の内容が変わってくるだろうと思われます。
3pH 洗車が酸性ケミカル剤や油分除去剤と同等の除去能力であれば、「1. Washing:「洗車」」工程後に、「2. Decontaminating:「汚れ除去」」工程を割愛して「3. Coating:「光沢化&保護」」へ進める可能性があるのかと?
参考までに、3pH 洗車の判りやすい動画をリンクさせてもらいます。
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