クルマを洗う洗車方法は、従来通りの「リンスレス洗車」。
これは、当店(自分)自身の中では完成されているスタイルであるため、今後も出張洗車では変えることはないだろうと思っています。
そして、「クリーナーワックス」を適用した「リンスレス洗車」後の汚れ除去と艶出し保護のスタイルも完成されたものだと認識しています。
昔、出張洗車のサービスを朧げに考え始めた時期に考えていたことがありました。
「リンスレス洗車」で洗い、洗車で落ちない汚れをマルチクリーナーやシトラス系クリーナーなどの洗浄剤を適用して除去し、ワックスをかけられないかと考えていました。
洗って砂埃を落として、————-「リンスレス洗車」
付着した汚れを取り除いて、——–「マルチクリーナーやシトラス系クリーナー」
ワックスをかける。——————-「カルナバ蝋天然ワックス」
当店(自分)の根底にある考え方をシンプルに実現しようとする施策のひとつでした。
しかしながら、マルチクリーナーやシトラス系クリーナーを塗装面に適用することはオーバーパワーとなってしまう危惧に気付き、色々と洗浄剤を探しましたがこれと思うものには辿り着けませんでした。
また、この施策だと、劣化した塗装面のトッパーに対する考慮や固着した汚れへのアプローチがプアだったと今は認識しています。
この施策を実現するのであれば、研磨成分が入っているワックスを適用しないと十分ではありませんでした。
そんなこともあり、「バケツ一杯の洗車術」を知った時から長年愛用している「クリーナーワックス」を適用していくことにしたのです。
洗って砂埃を落として、—————————————「リンスレス洗車」
付着した汚れを取り除いて、ワックスをかける。——「クリーナーワックス」+α
このスタイルに落ち着き、迷いもありませんでした。
しかし、リンスレス洗車にも使用できる洗車用のスポンジと排水性による汚れの付着具合の差に興味を持ち始め、少し調べ始めてみました。
まず、「リンスレス洗車」では、リンスレス洗車溶液での「吹き付け(スプレー)」と「濡れ拭き」、そして濡れ拭き後の「仕上げ拭き」を行います。
当店(自分)がこの洗車方法をプライベートで取り入れた時は、「濡れ拭き」も「仕上げ拭き」も綿タオルを使用していました。
綿タオルなんて固くてナンセンスという意見も耳にしますが、それは乾燥している綿タオルであって水分を含ませた状態や絞った状態であればとても優しい媒体だと思っています。
入浴時や洗顔時に綿タオルを使われることを考えればお分かりかと思います。
その後、「濡れ拭き」時には掻き取る能力を備えたマイクロファイバータオルを使うようになったのですが、どうにもそのハンドリングがしっくりとこなかったのです。
上手く表現できないのですが、媒体の保持が適切にできないのです。
力をいれる訳ではないのですが、滑らす時に上手く保持できないのです。
”ぐでたま” みたいな感じです。
あと、使用しているマイクロファイバータオルの汚れをリリースすることが難しかったのです。

多分、これらは当店(自分)のやり方が起因していると思っています。
当店(自分)のやり方は、媒体に芳醇さ、つまり水分量を多く含むことを求めています。
リンスレス洗車溶液を「吹き付け(スプレー)」て、更に「濡れ拭き」でも多くのリンスレス洗車溶液を含ませて滑らせたいのです。
極力、リンスレス洗車溶液というクッション剤を厚くして、傷を引く可能性を低めたいのです。
その引き換えに、洗車場所の地面は濡れてしまいます。

つまり、マイクロファイバータオルの保水量が多いのです。
「バケツ一杯の洗車術」本来であれば、タオルから滴り落ちないぐらいの絞り加減かと思います。
逆に言えば、「仕上げ拭き」でワンウェイ(1回)で拭き取れる保水量です。
つまり、当店(自分)の「リンスレス洗車」では、合わないのだろうと感じ始めました。
よって、マイクロファイバータオルではなくスポンジを物色し始めました。
まずは、誰もが辿り着くだろうウルトラセーフスポンジ。

海外では「リンスレス洗車」のデファクトスタンダードなスポンジですが、当店(自分)には合いませんでした。
保持はできるのですが、多分保水量を向上させるためだと思いますが厚過ぎました。
また、色がダークカラーなので、付着した汚れやゴミの確認がしづらかったです。
そんな時に、ダメ元で試したビューティフルカーズさんの洗車スポンジが秀逸でした。

大きさ、重さ、厚み、柔らかさ、色、保水量と全てが満足できるものでした。
綿タオルやマイクロファイバータオルのように、端を持って滑らすことも可能でした。
その使い心地にノックアウトされてしました!
当初はシャンプー洗車にしか合わないスポンジだろうと勝手に思っていたのですが、当店(自分)の「リンスレス洗車」にも最適なものでした。
また、同じように水道設備や純水が必須の洗車スタイルなんだろうと勝手に思い込んでいました。。。
ただ、スポンジの件からビューティフルカーズさんのことを少し勉強させてもらったところ、僭越ながら洗車に対する想いが同じ先人だと知ったのです。
シンプルで優しい洗車、耐久性に拘らない洗車、流行りの大層な洗車ではなく余分なものを減らした日常的な洗車を推奨されており、提供されるケミカル剤もそれらを実現するものでした。
何よりも、昔朧げに考えていた「付着した汚れを取り除いて、」で使用する洗浄剤がラインナップされていたのです。
「コロイドクレンザー」というケミカル剤です。
コロイドという成分についても無知でしたが、日常使いできる優しい洗浄剤です。
その優しさの代わりに洗浄力は弱く、それを補うラインナップがあるのです。
ディープクレンジング領域のケミカル剤があり、酸性やアルカリ戦、脱脂剤なども提供されているのです。
このことは、当店(自分)が考えている「塗装面状態の良い悪いによって、アプローチ(内容)を変える。」考え方と合致していたのです。
ですが、180 度異なる部分もあります。
当店(自分)は油脂系派なのですが、ビューティフルカーズさんは油脂系は汚れを誘発する原因であるとして否定されています。
よって、研磨成分が配合された油分除去剤などはラインナップがありません。
油脂系に関する是非については、その艶感と光沢感によるものだと考えています。
油脂系を使わずに満足できる艶感と光沢感であれば問題ないと考えます。
満足できるとすれば、逆にそれは嬉しいものとなります。
研磨成分が配合された油分除去剤については、そもそもビューティフルカーズさんは研磨屋さんでした。
だから、研磨後の塗装面が洗車で傷つくことを嘆き、現在のプロセスとラインナップを構築されたようです。
よって、洗車傷を付けないアプローチであり、洗車傷でボヤけるのであれば研磨というアプローチになるのだろうと推しています。
ただ、コーティング剤にはケイ素化合物やフッ素化合物が配合されているので、傷埋め効果は保持していると思われます。
こんなことをうだうだと机上の空論で考えていたのですが、実際に使ってみなければ分からないので必要最小限のケミカル剤を購入させていただき、今回初施行をしました。
今回トッパーには新水性のコーティング剤(シュアラスターゼロウォーター)を施工していたのですが、残念ながら雨が降らずその結果を見届けることが出来ませんでした。
ただ、風が吹く日が多く、黄砂?が積もっていました。

洗車は「リンスレス洗車」です。

結構綺麗になったのですが、これがシュアラスターゼロウォーターの効果なのか明確には判断できませんでした。

そして、これがコロイドクレンザーです。

弱酸性のマルチクリーナーで、あらゆる部分に適用できます。
ただし、アルミやアルマイトには要注意です。

これが「リンスレス洗車」完了後です。
う〜ん、シュアラスターゼロウォーターはなかなか良いコーティング剤なのかも知れませんね♪

これがナノダイヤモンドトナーというコーティング剤です。
【特徴1】
・低分子にナノ化されたコーティング成分
・汚れを落としながら、皮膜を形成
低分子にナノ化されたコーティング成分が、塗装面の汚れに侵入し、除去しながら皮膜を形成していきます。
それによって、施工後は汚れが付きにくい状態になります。
簡易コーティングの目的である「汚れにくさ」を追求し、従来のコーティング剤のように強靭な皮膜をつくるのではなく、柔軟な皮膜にすることで、汚れにくさを実現しています。【特徴2】
・汚れと皮膜のミルフィーユを防ぐ
・古い皮膜を溜めず、使えば使うほど綺麗に
コーティング剤の多くは、使えば使うほど、汚れと皮膜がミルフィーユ状に重なってしまい、どんどん塗装がくすんだような見た目になってしまいます。
ナノダイヤモンドトナーは軽微な汚れを落とし、古い皮膜が溜まることもないため、使えば使うほどクルマを綺麗に保つことができます。【特徴3】
「愛車を綺麗に保ちたいのに、どうすれば良いのか分からない」という、課題を解決するコーティング剤です。
コーティング施工車のメンテナンスにも最適で、施工後は汚れが付きにくい撥水状態(超微撥水)となります。
・ただ水を弾くだけではない
汚れがつきにくい”超微撥水”とはナノダイヤモンドトナー施工後は、汚れが目立ちづらく、汚れにくい自然な撥水状態となります。
私たちはこの状態を、撥水でも疎水でも親水でもなく”超微撥水”と呼んでいます。
引用元:ビューティフルカーズさんの楽天公式ショップ
この特徴に惹かれました。
まず、古い皮膜が留まらないので、研磨成分が配合された油分除去剤などのラインナップがないのです。
また、「超微撥水」という排水性です。

排水性を撥水で施工した場合、この水玉のまんまの汚れ方を何とかできないかと考えていたのです。
被ったクレーターダメージは、この丸い形なのです。
であれば、それを変えてみたいと思いました。


これがナノダイヤモンドトナー施工後です。
スプレイヤーで水を噴霧して適用しました。
ナノダイヤモンドトナーはベースコートに位置するものと認識しています。
次に施工するフルオリンセラムは、オーバーコート剤(トッパー)です。
フッ素化合物が配合されています。
ナノダイヤモンド トナー(旧名称:イージーグロスコートナノ)の施工後にプラスして使うコーティング剤。フッ素、液状フィルム配合で光沢、防汚性に優れた皮膜を瞬時に形成
ナノダイヤモンド トナーで表面を整えた後にオーバーコートとして施工しますと、塗装面に瞬時に密着し、フッ素、液状フィルム配合で光沢、防汚性に優れた皮膜を形成し、さらに美しい仕上がりとなり、表面の滑り性もアップします。
皮膜が塗装面で劣化して悪影響を起こすことがなく、ウォータースポットリムーバでリセットすることも可能です。
ナノダイヤモンド トナーをご使用されていれば、使いたいときに使っていただけば良いですが、1カ月に一度程度、ナノダイヤモンド トナー施工後に使うことで、安定した被膜を形成することができます。引用元:ビューティフルカーズさんのオンラインショップ


「リンスレス洗車」後、ナノダイヤモンドトナー施工後、フルオリンセラム施工後と3種類の社員を掲載しましたが、その違いはよく分からないかと思います。
よくあるビフォアー&アフターの写真もそうですが、結局はその時の光の加減により映え方が左右されてしまうものと認識しています。
また今回、前回のシュアラスターゼロウォーター施工後に「リンスレス洗車」だけをして施工しました。
これってミスでした。
ミスというか、手抜きだと思っています。
検証するのであれば、一度スッピンにするべきでした。
反省しています。。。
施工後の素直な感想を言えば、綺麗だとは感じました。
ただ、これはイイ!とまでは感じることができなかったのです。
しかし、翌日コンビニへ立ち寄りクルマを振り返った瞬間、グッ!と来てしまいました。

これはイイ!と素直に感じられる艶感と光沢感でした。
無論、光の加減に影響されているはずです。
ですが、カルナバ蝋のウェット感とは異なりますが、同等な色濃い艶感と光沢感でした。
この色濃い艶感と光沢感であれば、大満足です!
今回の特筆すべきポイントなのですが、
・ナノダイヤモンドトナーは黒色樹脂パーツがとても綺麗になることの気付き
・スプレー式施工であるため、施工時間が短縮する
この 2 点がかなりのアドバンテージかと感じています。
「ナノダイヤモンドトナーは黒色樹脂パーツがとても綺麗になること」は、適用するケミカル剤を減らせるのです。
トリムドレッシングと呼ばれる樹脂パーツ用のドレッシング剤が不要になるのです。
あと、タイヤワックスも不要になるかもとは感じています。
しかし、これは好みの問題なので、今後考えることにしています。
よって、ビューティフルカーズさんのケミカル剤以外に必須であると確定しているものは、リンスレス洗車剤だけです。
ガラスクリーナーとタイヤワックスの必要性については、今後の検討課題です。
「スプレー式施工であるため、施工時間が短縮する」ですが、自分も感じていたのですが洗車を終え帰宅すると、「今日は早かったね!」妻に言われたのです。
自身のクルマの洗車は 3 時間ほど所用するのです。
ですが、今回 30 分ぐらいは短縮できた感じがあります。
これって、結構なアドバンテージになり得るのです。
総じて、良い感触を感じています。
つまり、当店(自分)の洗車スタイルにも、ビューティフルカーズさんのケミカル剤で組み立てることが可能であると確認できました。
洗って砂埃を落として、————-「リンスレス洗車」
付着した汚れを取り除いて、——–「コロイドクレンザー」と「ナノダイヤモンドトナー」
ワックスをかける。——————-「ナノダイヤモンドトナー」と「フルオリンセラム」
あとは、繰り返し適用してみての検証と汚れの付着具合と落ち方の確認です。
シュアラスターゼロウォーターでは雨が降りませんでしたが、天気予報では明日の横浜は雨のようです。
はい、明日の雨をとても愉しみにしております♪
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